健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

日清食品 / トクホ「キトサンヌードル」販売好調

トクホ「キトサンヌードル タンメン」写真 日清食品(株)(本社大阪府大阪市、安藤宏基社長)の扱うトクホ「キトサンヌードル」の2007年度売上高が、対前年度比2ケタ%増となる見込みだ。なお、同製品のうち、「タンメン」は、「ケンコーコム」の売れ筋ランキング20位にランクインした実績もある。販路は、ドラッグストア、他社ネットショップ、他社カタログ通販。
 同社では、売上高が伸びている理由について、「人間ドック協会によれば年々高コレステロールの人が増えており、2006年度には異常者頻度が25%を超えている。また、子供の頃からラーメンを食べていた世代がコレステロールを気にする年代になったのではないか。来年4月からのメタボリックシンドロームの特定健診・保健指導に向けて、コレステロール対応トクホの市場はますます拡大するのではないか」(同社マーケティング部・第7グループ・森貴芳ブランドマネージャー)としている。
 同製品は、“キトサン”1000mgを麺に練りこんだもの。“キトサン”とは“食物繊維”の1種で、コレステロールの原料となる胆汁酸の吸収を抑え排泄を促すもの。胆汁酸が不足すると体内の余分なコレステロールが使用されるため、結果的にコレステロールを下げることになる。“キトサン”は+に帯電しており、胆汁酸は-に帯電していることから、結合しやすい。また、胆汁酸が排泄されることで脂肪吸収を抑えるため、ダイエットにつながる。実際に行った1日1食同製品を摂取する臨床試験では、平均238mg/dlであった血清コレステロール値が3週間後に平均209mg/dlの正常値まで落ちたことが明らかになっている。
 さらにノンフライ麺にすることで、カロリーを200kcal以下に抑えた。同社の代表製品である「カップヌードル」のカロリーは364kcalだという。塩分も抑えている。味は、チキン・ポークエキスや香辛料の組合せで、多少あっさりして感じられるものの、美味しく仕上がっている。
 「コレステロールを抑えるためには毎日摂取することが必要だが、ラーメン好きでも毎日は飽きてしまう。コレステロールを気にしている人がラーメンを食べたい時に摂取してもらえばいいとも考えている。今日は、コレステロール対応の清涼飲料水のトクホ、明日はコレステロール対応のビスケットのトクホ、明後日は弊社製品というように、トクホの組合せの中で摂取してもらえれば良いと思う」(同)と話す。また、ダイエット目的で摂取している人も多い中、、「カロリーが低いので、おかずなど他の食品と組み合わせてバランスよく食べてほしい」(同)としている。
 種類は「タンメン」と「しょうゆ味」の2種類。「タンメン」の方が人気だという。税込み価格は、190円。

2007年12月26日 12:45