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ノエビア / 「エゾゴマナエキス」に老廃物排出効果を確認、学会発表

 (株)ノエビア(本社東京都中央区、大倉俊再考執行責任者)は、北海道暑寒別岳パイロットファームに自生する「エゾゴマナ」のエキスに、細胞膜上にある、細胞内外を行き来する水や老廃物の通り道であるABCトランスポーターの酵素“ATPase”を活性化させ、細胞からの老廃物排出を促し、清らかで透き通った肌に導く効果が期待できることを明らかにした。同社はこの研究成果を、10日に開催される「日本農芸化学関東支部2007年度大会」で発表する。また、この研究結果を応用して、今冬エイジングケア化粧品を発売する予定だ。
 研究の背景には、紫外線やストレスにより、細胞膜の機能が低下するとABCトランスポーターの働きが悪くなり、細胞内からの老廃物の排出が低下してしまうことにある。老廃物を溜め込んだ肌は、さまざまなトラブルを引き起こすと考えられる。
 研究は、「エゾゴマナ」全草を乾燥、粉砕して50%エタノールに浸漬し、エゾゴマナエキスを作成して皮膚に対する作用を評価した。その結果、ABCトランスポーターの酵素“ATPase”の活性化のほか、抗老化作用、抗酸化作用、美白作用、痩身作用などの幅広い作用が認められた。
 「エゾゴマナ」は、春に若芽を山菜として食す以外の利用方法は知られておらず、化粧品素材としての機能を明らかにしたのは、今回が初めてとなる。

2007年11月09日 18:20