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松浦薬業 / 「筋骨草エキス末の関節疾患に対する有効性」の発表で優秀発表賞受賞

松浦薬業㈱(本社名古屋市昭和区、横井太社長)は、さきごろ富山県内で開催された第24回和漢医薬学会大会で「筋骨草エキス末の関節疾患に対する有効性」について発表し、優秀発表賞を受賞した。同社では今後、エビデンスのあるオリジナル素材として同素材のさらなる拡販を図るとともにグループ会社の松浦漢方(株)から発売中の同成分を含有した栄養機能食品「快歩楽」の拡販にも注力する。  “筋骨草エキス末”は、シソ科植物由来の食品原料で、中国では関節痛などにも用いられてきた。同社では、同素材の研究を進め、2005年の第22回和漢医薬学大会では、「卵巣摘出マウスの骨量減少に対する改善作用」を、続く2006年には第60回日本栄養・食糧学会大会にて「骨粗鬆症対応素材としての有効性」として、骨粗鬆症対応素材として広く認知される大豆イソフラボンとの併用効果について発表を行った。今回は、これらに加えさらに関節疾患に対する有効性について確認した。  実験は、アジュバント誘発関節炎モデル動物を用い、筋骨草エキス末の経口投与にて行われた。その結果、関節炎重症度を軽減し、足蹠容積の増大(関節の腫れ)を用量依存的に抑制し、組織学的解析においても炎症性細胞の滑膜への浸潤を抑える作用を確認した。また、関節疾患によく用いられる“グルコサミン”との併用では、関節炎の重症化と浮腫率増大の抑制作用を増強し、併用効果があることを確認した。これらの作用には抗炎症作用に加え、同社が同素材で特許出願中の“コラーゲン”合成促進作用が関与しているものと推察している。    同社では、骨粗鬆症に加え、新たに関節痛に対するエビデンスが得られたことから今後、両症状に対する訴求原料として、一層の拡販を進める。さらに同素材に“グルコサミン”、“コンドロイチン”、“カルシウム”などを配合した栄養機能食品「快歩楽」(税込価格は300mg×180粒入り・3675円)においても両症状に悩むことが圧倒的に多い女性をターゲットに訴求を強め、拡販を図る。6月に発売された同製品は、すでに2ロット目の生産に入るなど、好調な売れ行きとなっている。

2007年09月26日 17:20