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三晴社 / 鼻呼吸を促す健康グッズ「ストップ! 鼻呼吸で健康!! ネルネル」が好調、クリニックなどへの拡販にも注力

いびき対策用口閉じテープ「ストップ! 鼻呼吸で健康!! ネルネル」写真 (株)三晴社(本社東京都中央区、藤井公博代表)のいびき対策用口閉じテープ「ストップ! 鼻呼吸で健康!! ネルネル」の過去4年間(2003年9月~2007年8月)における販売数が約65万セットを記録した。また、売上額では約6億5000万円となった。販路はドラッグストア、薬局、新聞広告による通販、自社・他社ネットショップなど。今後はドラッグストアでの展開を強化していくほか、クリニックやスーパーなどへの拡販を図っていく方針。
 同製品は、1991年に発売されたロングセラーだが、当初は販路が限定されていたため売上げは低調だった。しかし、就寝時の開口呼吸癖による健康上の悪影響が医学界で言及されると注目され始め、6年前に大手ドラッグストアにより採用が決定、販売が好調に転じている。また、「使ってみると良さが分かる。リピーターや口コミでのユーザーが多いのも15~16年間にわたって販売できた要因」(同社・藤井博基氏)という。
 同製品は、閉じた口の上から縦に貼り付けるテープタイプのいびき解消グッズで、最大の特徴は、「睡眠時に口が開くのを防ぐことで、鼻呼吸を習慣づけるという商品コンセプト」(同氏)だ。
 呼吸には鼻呼吸と口呼吸があるが、口呼吸を続けると、空気と共に吸い込んだ細菌やウィルスが扁桃リンパ輪を攻撃し、その働きを低下させる。これにより、免疫機能に狂いが生じ、風邪や喘息、アレルギーなどの引き金になるという。また、口を開けて寝るため、口蓋垂や舌が喉の方に垂れ下がり、気道が狭くなるため、呼吸の抵抗が大きくなり、いびきの原因となる。
 一方、鼻呼吸では、鼻から入った空気は4つの副鼻腔を通過する間にホコリや細菌などの異物を除去することが可能となる。また、鼻腔を通る間に加湿されるため、肺胞で酸素が吸収されやすい状態になるなど、鼻呼吸は健康増進に効果があるとされている。
 「他社のいびき防止製品は、鼻の通りを良くするタイプが主流。睡眠時に無意識の状態で口呼吸の習慣が付いている場合、鼻の通りを良くしても口で呼吸してしまうため、根本的な解決にはならない」(同氏)。これに対し同製品は、「つくりは単純だが、簡単で効果も確実に得られる。最初は違和感がある人もいるかもしれないが、少しずつ慣らしていけば徐々に鼻呼吸の習慣が身につく」(池松武之亮いびき研究所)という。
 このほか、素材には通気性が良く、肌に優しい素材と糊を使用、かぶれや息苦しさの心配はないという。また、口の両端はふさがれないので、空気が完全に遮断されることはなく、危険性はないが、同社では、鼻の通りの悪い人は鼻腔拡張グッズとの併用を薦めているという。
 税込み価格は1050円(21回用)。

2007年09月20日 16:40