医療従事者の健康食品に関する機能性素材に関する勉強会およびコミュニケーションを目的とする日本臨床機能性素材研究会が18日、「第二回日本臨床機能性素材研究会」を開催した。
最初に、研究会代表でありメディアージュ青山通りクリニック院長の伊藤まゆ氏が登壇。医療従事者に機能性素材への理解を深めてほしいと、日本におけるサプリメントの歴史と位置づけ、食品と医薬品の区分、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品など機能性食品を扱う上での基本的な内容を語った。
次いで太陽化学(株)研究推進室の大久保勉氏が「緑茶カテキンの機能と臨床への試み」について講演。鼻炎アレルギー、O-157に対する抗菌性、大腸ガンへの効果など緑茶カテキンの殺菌力を裏付ける臨床データに基づき、虫歯菌の増殖阻止、口臭の原因といわれるメチルメルカプタンを除去する消臭効果、歯周炎の改善など緑茶カテキンによるオーラルケアケアについて提案した。
続いて「日本補完代替医療学会を通してみた、補完代替医療の展望」と題し、金沢大学大学院医学系研究科・補完代替医療学講座特任教授の鈴木信孝氏が講演。医療従事者は、補完代替医療の利点のみならず副作用に関しての情報ですら入手する機会がないため、補完代替医療を求める患者に対し応えきれていない現状であると話した。また、抗ガン剤の投与を拒否する患者の多くは健康補助食品の利用を希望するとも語り、薬を投与しながら、QOLの向上や免疫力を上げるための手段としての健康食品の使い方を解説。サプリメントや健康補助食品は、医療従事者にとってなじみのないものであるが、確実にその利用者は増えているためサプリメントの概要を医療従事者が知っておくことはますます重要になってくると締めくくった。
次回は5月20日開催。
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