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マリンサプリ / “魚肉ペプチド”の健康食品「サカナのちから」などを発売

「サカナのちから」(錠剤タイプ)と「さっとタンパク」(顆粒タイプ) 鈴廣グループの(株)マリンサプリ(本社神奈川県小田原市、鈴木博晶社長)は2月22日、スケソウダラ由来の“魚肉ペプチド”を使った健康食品「サカナのちから」(錠剤タイプ)と「さっとタンパク」(顆粒タイプ)を自社ネットショップで発売する。同時に原料供給も行っていく考え。初年度の製品の売上目標は2億円。
 同製品は魚のすりみを作るまでは蒲鉾と同様の工程で作り、その後、酵素分解、加熱殺菌、乾燥したもので製法特許を出願している。“ペプチド”とは“タンパク質”と“アミノ酸”の中間物質で、結合した“アミノ酸”を摂取してから30分で素早く吸収できる。含有する“アミノ酸”は、BCAAと呼ばれる“ロイシン”、“イソロイシン”、“バリン”などの“必須アミノ酸”を含む18種で、人体が必要とする“必須アミノ酸”量を上回る量を含む。魚肉由来なので、肉類や全卵に比べ“高タンパク質”・低カロリーなのも特徴だ。
 発売会見に先立って、関西大学工学部生物工学科の福永健治助教授が行った講演によれば、4週齢のラット1群7匹としてコントロール群を設置して4週間行った試験では、“魚肉ペプチド”を50%飼料に添加した群は、血清成分及び肝臓脂質成分において有意に中性脂肪とコレステロールの低下を示した。また、白色脂肪組織(内臓脂肪)が有意に減少したのに対し、褐色脂肪組織(脂肪を燃焼してエネルギーに変える所)は有意に増加した。以上のことから、脂質代謝、抗肥満改善効果など抗メタボリックシンドローム作用が期待できるとした。さらに高い“タンパク質”効率と生物価、正味“タンパク質”利用率を示したことから、筋肉増強作用、エネルギー産生亢進作用が見込めるとした。
 また、477名に行ったモニター調査では、83%が「疲れにくくなった」、75.5%が「運動後の疲労回復が早くなった」と会としている。同社ではアスリートや増大するPEM(“タンパク質”やエネルギーの低栄養素状態)にある高齢者、日々の健康維持に気をつけている人などをターゲットとする。
「サカナのちから」(携帯に便利な分封タイプ) 「サカナのちから」は税込み価格約450錠入り・2625円、携帯に便利な分封タイプが10錠×30包入りで税込み価格2415円。「さっとタンパク」は300g入り・3990円。

2007年01月30日 17:25