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川村通商 / 足裏のマッサージ効果があるウォーターインソールを来春から本格展開

ウォーターインソール「アクアエディ」 川村通商(株)(本社東京都台東区、川村洋三社長)は来春からウォーターインソール「アクアエディ」の他社カタログ通販での販売を開始、本格展開する。現在は、一部の靴店等で販売している。これまでも歩行の衝撃を和らげるためのウォーターインソールや低反発ウレタン使用のインソールは存在するが、マッサージ効果も持ち、かつ効能効果のバックデータを完備した製品が発売されるのは初めて。  同製品は、静岡大学工学部との共同開発によるもの。インソール内部の水の流れをセキ(水止め)とオリフィス(水の流出口)によってコントロールしている。ただインソール内部に水を入れただけでは水が瞬時に押されて、歩行の際の踵や母指球(足指の付け根部分)の衝撃を吸収できないが、セキで水溜めを作ることで衝撃を受ける水の滞留時間を長くして衝撃を吸収、足全体に衝撃を分散している。静岡大学工学部によれば、同製品は市販のウォーターインソールに比べ足圧が平均化され、最大足圧が最大30%、インソール無しの場合に比べれば最大50%和らぐという。  また、踵や母指球が押されると土踏まずに水が集まり押し上がり、足裏全体で体重を支える事が出来る。更に、その際水が渦を巻くようにセキとオリフィスを配置しているため、歩行の度に土踏まずにマッサージ効果が生まれる。  同社によれば、足の疲れは体重が足の一部に集中するためなので、衝撃を吸収し、加重を分散することで足の疲れが和らぐという。衝撃の分散により、膝や腰の痛みも軽減する。また足裏が刺激されることで血液の循環を良くすることでも疲れが和らぐ。歩行後の足裏温度分布を見ても、インソール無しに比べ足裏全体が温かくなっており、血流が良くなっていることが立証されている。 ウォーターインソール「アクアエディ」 現在、浜松医科大学で同製品による血流の変化と膝・腰の痛みの改善について実証データを取得している最中だという。また表面にはセラミックを混合した生地を貼ってあり遠赤外線効果と吸湿性に優れる。また、消臭・抗菌効果を出すために“柿カテキン”による特殊加工が施してあり、衛生面でも高い効果を示す。  立ち仕事をしている人や営業マンなどよく歩く人、足先の冷えがある人などをターゲットとする。ユーザーからは「1日中立ち仕事をしていても、以前より楽」といった声が挙がっている。  希望小売価格は3000円(税別)。  現在、足の血行障害がある人やO脚の人に向けた新製品も開発中だという。

2006年12月29日 10:30