(株)東洋新薬(本社福岡県福岡市、服部利光社長)は、8月28~30日に開催された第53回日本食品科学工学会にて葛の花部の抽出物である「葛の花エキス™」の体脂肪低減作用を確認したことを発表した。
マメ科のつる性植物の葛は乾燥させた根が漢方薬の原料として使用されているが、同社の研究により花部にも高い健康効果があることがわかった。体脂肪に及ぼす作用を測定するため、脂肪の蓄積、分解、燃焼の3つの側面から試験を実施した。
脂肪蓄積抑制作用の試験は、マウスの前駆脂肪細胞(脂肪になる前の細胞)に「葛の花エキス™」を添加した培養液で分化させた結果、コントロールと比較して細胞内の脂肪蓄積が萎縮あるいは減少し、20%以上抑制されることが確認された。

脂肪分解作用に関する試験は、マウスの脂肪細胞に「葛の花エキス™」を添加し、遊離グリセロール(脂肪が分解されるときに発生する物質)量を測定した結果、コントロールと比較して有意に高値を示し、5倍以上の脂肪分解作用が確認された。
また脂肪燃焼作用の試験は、ラット褐色脂肪細胞(脂肪を燃焼させる機能を有する細胞。この細胞の数が多いほど脂肪が燃焼しやすい)に「葛の花エキス™」を添加した結果、コントロールと比較して遊離グリセロール量が有意に高値を示し、かつ脂肪細胞の萎縮が認められたことから、脂肪燃焼作用が確認された。
以上3つの試験により「葛の花エキス™」が体脂肪を減少させる可能性があるとして今後も生体内での検証を実施、その機能性をさらに解明していく考え。
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