サントリー(株)健康科学研究所(大阪府三島郡、木曽良信所長)とお茶の水大学・藤原葉子助教授は、新たにセサミンの血糖値低下作用について確認、19~22日に行われた国際動脈硬化学会で発表した。
試験は、5週齢のズッカーファッティーラット(食欲を抑制するホルモンの受容体を欠損したラット)を(1)正常食摂取群、(2)高脂肪食摂取群、(3)高脂肪食+セサミン(1食中の1kgあたり0.2g)摂取群、(4)高脂肪食+セサミン(1食中の1kgあたり0.5g)摂取群に分けて行った。3週間後に一晩絶食下で糖負荷試験(糖尿病の診断方法)を実施し、血糖値の変化を測定。さらに1週間飼育した後、各種臓器を摘出し、各種生化学的マーカーの変動について測定した。
その結果、高脂肪食摂取群は正常食摂取群と比較して、空腹時、糖負荷試験時共に血糖値が顕著に高い値を示したのに対し、セサミン摂取群は高脂肪食摂取群と比較して、空腹時、糖負荷試験時共に血糖値の上昇を有意に抑制した。
また、高脂肪食摂取群が正常食摂取群と比較して、腎周囲脂肪の重量増加や肝臓中の中性脂肪の蓄積が認められたが、セサミン摂取群では高脂肪食摂取群と比較して腎周囲脂肪の重量増加や肝臓中の中性脂肪の蓄積を抑制する効果が認められた。
以上の結果からセサミンの継続摂取が、メタボリックシンドロームの予防や進行に有効である可能性が示唆された。
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