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クロックス / 疲労を軽減するシューズ「クロックス」を健康分野に訴求

クロックス クロックスエイジアプライベートリミテッド(CROCSASIAPTE.LTD.本社シンガポール、ジョン・ポール・マックカーベル社長、日本国内代表・森平茂生東アジア取締役)は、同社の「クロックス」ブランドのシューズを健康関連分野へも拡販する。日本ではファッション・ブランドとして認知されているが、今後は機能性も強く打ち出していく考え。  「クロックス」のシューズは、木村拓也ら芸能人や浅田真央といったスポーツ選手も愛用する。ファッション誌などにも取り上げられることが多く、人気が高まっている。もともとは、米国クロックス社がヨットなどのデッキシューズとして開発。水にぬれても滑りにくい、軽い、保温性が高い、衛生的といった利点に、高いファッション性を兼ね備えている。ゴムではなく、独自素材のクロスライト材(croslite邃「)で作られており、同素材は分子間に隙間が無いため、バクテリアの侵入を防止、靴に細菌が繁殖したりにおいが付着しない。洗うには漂白剤や洗剤液に浸けておくだけでよい。  また、その他の特徴として、人間工学に基づいた設計が挙げられる。米国で他の靴と比較実験を行ったところ、クロックス使用時には足裏にかかる総接触力の平均値が低くなり、圧力がバランスよく分散していた。足への接触力や接触圧が少ないほど、快適性は増すとされるため、クロックスの快適性が高いことが示された。また、素足での歩行に比べ筋力を必要とせず、歩行や立っているときの疲労が低減されていることも確認された。筋力疲労度の抑制は最大62%。米国足病特殊療法協会(APMA)が公認し、最適な歩行と足の健康を確保するのはもちろん、糖尿病患者など足裏がデリケートな人などへの使用を推奨している。  デザインは丸みを帯び、幅広の設計。足や足指を本来の自然な形に保つため、外反母趾などを患う人にも適する。素材は時間の経過とともに、履く人の足裏の形になじむるため、履くほどに快適性が高まっていく。フットベッド(中敷部分)は細かな凸凹が付いており、従来の靴のように足を締め付ける構造をとっていないにもかかわらず、靴の中で足がずれたり滑ったりしにくくなっている。ゴム靴のような素材の劣化も起こりにくい。  米国ではスポーツ、アウトドア、アパレル関連での人気が高いとともに、衛生面が求められる医師や看護士といった医療従事者や食品関係の工場や研究所で働く人、立ち仕事の多い作業員からも支持される。昨年は、米国の靴専門誌「フットウェア・ニュース」の、小売店が選ぶ権威ある賞として知られる「ブランド・オブ・ザ・イヤー賞」「プロダクツ・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した。全世界では月200万足の売り上げを誇る。  日本では今年に入って販売を開始したが、現在はアパレル系が中心。アパレルショップやスポーツショップ、バラエティショップなどへの販路が確立している。すでにファッションに関心の高い人に人気が高まっている。また、健康を考える人や高齢の使用者も少なからず割合を占め、「軽くて履きやすい」「腰の痛みがなくなった」という感想も寄せられているという。  今後、同社では医療系や健康系の展示会に積極的に出展し、医療機関や研究所などの作業用としてのほか、“健康シューズ”としての訴求を行う考え。年間30万足の販売と1000店舗での取り扱いを目指す。1日にはオフィシャルサイトをアップし、既存ルートのさらなる拡大と、カタログ通販会社への卸しや量販店などへもルートを広げたいとする。28日には東京・ヴィーナスフォートに初のオンリーショップの開店が控える。  主力モデルの「ケイマン」のほかに、サンダルやキッズ用も展開する。サイズ、カラーバリエーションも豊富で、より日本人の体型にあわせたモデルの開発も検討しているという。「ケイマン」は16色、メンズサイズ4~13(22cm~31cm)、レディースサイズ4~12(20cm~28cm)。価格は 3,990円(税込)。

2006年04月05日 10:00