味の素(株)が味の素KK健康基盤食品事業の第一弾製品として8月に発売した「グリナ」が好調な売れ行きを見せている。初年度の売上目標は約3億円(3月期決算)で、同社健康事業開発部によると「社内でもスタート当初から『好調な出足』との評価を得ていた」とし、インターネットでの露出も功を奏し、 12月に入っても好調な販売を記録し、発売4ヵ月で購入者数は約3万人に上る。
販売は、同社が通信販売のために「グリナ」発売に合わせて立ち上げたA-ダイレクト(株)(本社東京都中央区、鈴木信二社長)のみで行う。来年度以降に予定される味の素KK健康基盤食品事業の第二弾、第三弾商品に関しても、同様にA-ダイレクトが販売を行う予定。また、味の素の海外拠点を活かし、グローバルな展開も視野に入れている。
「グリナ」は、アミノ酸の1種であるグリシンが主成分。人の体内で作られ、たんぱく質の構成物質であるとともに、神経伝達物質としての働きも知られる。今回、味の素が注目したのは睡眠サポートの働きで、明確な作用機序は解明中としながらも、使用者からは「いびきをかかなくなった」「睡眠の質が良くなり、翌朝の目覚めがすっきりする」などの声が寄せられている。強制的な催眠効果はない。
また、ほぼ毎日、「朝起きたとき頭がすっきりしない(眠い)」「寝ても疲れがとれない」「熟睡感がない」のいずれかひとつ以上の項目について、問題を感じている男女21名に、対照食とグリシンを摂取させ、起床後の「疲労感」「気分」について質問したところ、グリシン摂取時はどちらの項目も有意に改善された。また、被験者11名に対し、就寝前に対照食とグリシンを摂取させたところ、グリシン摂取時は、より速やかに徐波睡眠(ノンレム睡眠も最も深いステージ)に達した。
健康事業開発部・森島千佳専任課長は「味の素KK健康基盤食品は、ヒトが本来もっている健康に生きる力を強化することで、健康をサポートするのがコンセプト。その第一弾として『グリナ』を発売したが、ご愛用いただく方々のご感想からも確かな手ごたえを感じています」と言う。また、グリシン自体が甘いアミノ酸で、「もともとの味が受け入れられやすく、グレープフルーツ風味にすることでさらに飲みやすくした」ことも人気の理由の1つではないかと見ている。
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