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サン・メディカがグリスリンに不妊症改善効果ありと会見

米国マイタケ・プロダクツの日本法人、(株)サン・メディカ(本社東京都港区、白田正樹社長)は、11月16日に記者会見を行い、「PCOS(多のう胞性卵巣症候群)へのグリスリン(マイタケ抽出エキス)の応用」という発表を行った。講演者は、福島県で予防医学から心のケアまでカバーする女性のためのクリニック「ロマリンダクリニック」を経営する富永国比古院長。

PCOSとは、不妊の1つの大きな原因で、卵胞が発育するが排卵せず、多数ののう胞ができる疾病。米国では生理のある年齢の5~10%がPCOSだといわれている。日本には詳しいデータがないが、この数字を日本に当てはめると、150万人から300万人がPCOSということになる。

PCOSの原因ははっきりしていないが、近年PCOSとインスリンの関係が着目されている。体のインスリンに対する感受性が鈍くなると、それを補うためインスリンの分泌が増え、卵巣で男性ホルモンの分泌を亢進させ、肝臓で性ホルモン結合タンパクの産生を低下させ、男性ホルモンの過剰な発現を招き、PCOSの病態を招いているという考え方だ。主なPCOSの症状は、月経異常、ニキビ、多毛、低音声、肥満、不妊症など。放置すると、子宮内膜増殖症、ガン、糖尿病、高脂質血症、高血圧、心疾患のリスクが高まると言われており、インスリンに関わる病気が多い。

一方、グリスリンは、マウスで治験を行ったところ、インスリン抵抗性の改善を行うことが確認され、現在日米で特許出願中である素材だ。

そこで、ロマリンダクリニックでは、(1)3ヶ月以上無排卵、(2)LH(黄体化ホルモン)の基礎分泌量が高値、(3)LH/FSH(卵胞刺激ホルモン)値>1、(4)超音波断層検査で多数ののう胞状変化が認められるといった項目を満たした患者12名に、6ヵ月間の無作為化比較試験を6ヶ月間行った。患者はグリスリン投与群とコントロール群(芍薬甘草湯投与群)に分けた。排卵の有無は、基礎体温を起床前に測定・記録してもらい判断した。グリスリンは、米国版のものを207グラム/1日を投与した。

その結果、グリスリン投与群は3ヵ月後には18周期中56%、6ヵ月後には36周期中47%の排卵が見られ、コントロール群は18周期中17%、36周期中22.2%の排卵があった。従来、芍薬甘草湯はPCOSに対する排卵誘発として用いられてきたが、それよりもグリスリンに優位性が確認できたとした。


(2005/11/21)

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