このテストは神経の多発性硬化症、脳卒中などの発作、外傷性脳障害などの障害を負った方々に作業療法テストとして使用されています。
手先の器用さを評価することが出来、シンプルかつ短時間で評価を行うことが出来ます。
■運動科学的な機能評価
テストの実施手順や採点方法は Mathiowetz et al.(1985 ) によって規定されています。上肢機能、手指の巧緻性を評価する基準研究にも使用されており正当性のある評価方法です。
■テスト内容
1.均等に二つに分けられる箱を用意します。
2.2.5cmの木のブロックを150個を一方の区画にすべて入れます。
3.1分間に何個のブロックを他方の区画へ移動させることが出来るのかを評価します。 仕切りを超えて他方へ移動させ、ブロックを区画内に落とすか、バウンドさせることで 更に1点加点となります。 同時に1つ以上のブロックを移動させた場合でも、一回の移動と評価する為1点と評価します。
得点が高いほど手の器用さが評価されることになります。
■必要な設備
◎ストップウォッチ
◎木の箱53.7cm×25.4cm×8.5cm
◎箱を均等に二分出来る仕切り(各区画が25.4cm 四方に出来るもの)
◎2.5cmの木製キューブ150個