花椒(Zanthoxylum bungeanum Maxim)はミカン科サンショウ属に属し、日本でよく目にする山椒と近縁の植物です。
中国に広く分布しており、山地の低木林に自生するほか、栽培もされています。花椒の果皮は山椒と同じく香辛料として使用され、舌の痺れるような独特の刺激を持ち、麻婆豆腐など四川料理には欠かす事はできません。
また独特の香りは、肉や魚の匂いをマスキングするだけでなく、リラックス効果もあるといわれています。
花椒は不飽和脂肪酸アミドの一種ヒドロキシβサンショオールを始め、3種類(α、β、γ)のヒドロキシサンショオールを含んでいます。