商機のタネ
第34回
PBが特定外来生物化、の話

商機のタネ-第34回PBが特定外来生物化、の話
 
不況風が収まらない中、あらゆる価格が下がり始めている。固くなった財布の紐を緩めるべく、メーカー側があの手この手の策を打っている結果である。

その主流となっているのがプライベートブランド、いわゆるPB。小売店の独自ブランドで販売される商品のことだ。

小売側が、自社内で生産する場合もあるが、主流はナショナルブランドメーカー(NB)に発注してOEM供給させるパターン。

従って、PBの対義語はNB。NBメーカーにも工場の稼働率維持・アップなどのメリットがあるからこそ成り立っているワケだが、昨今はPBの乱発で弊害が出始めている。

というのも、NBも当然、売り上げが必要だが、すぐに同品質・低価格のPBが出ることが増えたため、NBは単にPBの価格比較の材料になりつつあるのだ。

これでは、同品質・低価格のPBに分があるに決まっており、NBは“作り損”になる。NBメーカーが断れば話は簡単だが、このご時世、工場稼働率低下は大きな痛手で、そうも言っていられない。

その結果、市場ではNB商品自体を自粛するムードがどんよりと漂っているという。まさに釣りの楽しみで湖に放流したブラックバスが、いつの間にかその強力な繁殖力で生態系を破壊したのと同じパターンである。

PBが特定外来生物のように駆除等にあたる規制の対象になることはないだろうが、NBあってのPBという序列は崩れかねない…。そうなると「安い」というモノサシが、これまでのものとは違ったものになりそうである。

(2009/4/2)
 
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