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資生堂、ストレートヘアを革新する新素材を三菱化学と共同で開発


[2011/01/20]

資生堂は、三菱化学株式会社(以下、三菱化学)と、これまで二律背反であった「高いストレートスタイリング効果」と「さらさらな感触」を両立させた、革新的な新素材「ストレートスタイリング成分」※1の開発に成功しました。

今回開発した新素材は、マシェリのストレートヘア用スタイリング商品3品(ヘアジュレミスト(シルキーストレート、2月21日(月)発売ほか2品)を皮切りに、ストレートヘアスタイリング商品や洗い流さないヘアトリートメント商品などに積極的に応用していきます。

※1 化粧品成分表示名称:(アクリレーツ/メタクリル酸アルキル(C12,13)/アクリル酸メトキシエチル)クロスポリマー

■開発の背景
日本人女性はストレート志向が高いにもかかわらず、「自分の髪にクセ毛がある」と認識している方が全体の7割以上※2にのぼっています。こうした方々の悩みは「まとまりのあるヘアスタイルが持続できないこと」で、これに対応した髪にストレート効果を与える商品はこれまでも多く開発されてきました。
これまでの商品では、自他社を問わず髪表面を硬い皮膜でコーティングしてストレート効果を出す、アクリル系などの硬くてもろい皮膜のポリマーが使用されてきました。こうしたポリマーは、ストレートスタイリング効果に優れている反面、「髪がごわつく」という欠点がありました。この欠点をカバーするために油分などを多く配合すると、感触が良くなるもののストレートスタイリング効果は低くなってしまいました。このため、「高いストレートスタイリング効果」と「さらさらな感触」を併せ持った新しいヘアスタイリングポリマーの開発が求められていました。
※2 資生堂調査、10〜60歳代 n= 299

■ストレートスタイリング成分の開発と特徴
求められるポリマーについて理論的な検討から進め、「硬くて伸びる」性質にすることで、高いストレートスタイリング効果とさらさらな感触を両立できるのではないかと考えました。具現化に向けてポリマーの分子設計を進め、硬さ(高いストレートスタイリング効果)に関与する親水性の構成成分と、伸び(さらさらな感触)に関与する疎水性の構成成分が、ブロック状に存在しているブロックポリマーが望ましいことが示唆されました。さらに、さらさらな感触を高めるためには、薄く均一な皮膜になるポリマーを開発する必要性がありました。そこで、こうしたポリマーの合成技術を持っている三菱化学と共同開発を進め、2年の開発期間と100以上の試作を重ねた結果、目標を満足する「ストレートスタイリング成分」の開発に成功しました。
新開発ストレートスタイリング成分は、これまでのスタイリングポリマーが疎水性の構成成分と親水性の構成成分が主にランダムな配列だったのに対し、それぞれをブロック化したうえで架橋した特徴のある構造としました(架橋型ブロックポリマー)。
この皮膜は、硬い親水性ブロックの中に伸びる疎水性ブロックが点在するスポンジのような構造となるため「硬くて伸びる」性質で、しかも「薄く均一になる」ため、二律背反であった「高いストレートスタイリング効果」と「さらさらな感触」の両立を実現しました。
この「ストレートスタイリング成分」の開発によって、お客さまのニーズにマッチした「さらさらなのに、まっすぐすとん」という革新的なストレートヘアを可能にしました。

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