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第3回In vivo実験医学シンポジウム


[2009/12/15]

財団法人日本健康・栄養食品協会は、文部科学省のグローバルCOE(Center of Excellence)プログラムの研究機関、財団法人実験動物中央研究所および慶応義塾大学医学部と共同で、12月9日(水)、学士会館において「食品の機能性/安全性へのin vivo実験医学の応用」を主テーマとしてシンポジウムを開催した。

In vivo実験医学の応用領域を過去二回の医薬品から、今回初めて食品分野に焦点を当てたシンポジウムで、終日200人を超える聴衆が参加し、興味ある講演に熱心に耳を傾けていた。

講演は、まず基調講演として“食品の機能性/安全性評価の基本的ストラテジー”と題し、日健栄協の林裕造理事長が健康食品/健康補助食品の開発におけるin vivo実験医学の役割、開発に必要なin vivo実験医学を詳細に解説、提示した。

シンポジウム1では食の免疫機能について、日本大学の上野川修一教授が免疫機能の低下要因、腸管免疫、腸内細菌の役割、プロバイオティックス、ビタミン、ミネラルの免疫調節作用を詳細に解説し、具体的食品で分かりやすく講演された。次いで順天堂大学の垣生園子教授がヒト疾患モデル動物の研究と展望と題し、臨床試験に踏み切るためには安全性/機能性を担保するin vivoでの解析/研究が必須であると動物試験の重要性を指摘し、免疫研究におけるマウスでの研究の展開をその長所と短所を紹介の後、非ヒト霊長類のモデルとしてマーモセットで確立した例を紹介された。

教育講演では、国立医薬品食品衛生研究所の吉田緑室長が、通常の反復投与動物試験による化学物質の雌の生殖器系への影響評価を、雌性生殖器の構造と機能の分かりやすい解説の後、個々の化学物質が雌の生殖器系に及ぼす影響がどのステップに作用するかについての知見と問題点を解説された。

特別講演では、国立医薬品食品衛生研究所の菅野純部長が毒性とは何かから説き起こし、ヒト試験、動物試験の技術的限界を解説の後、食品のヒトにおける安全性評価の難しさと動物試験データをヒトに外挿する際の種差の問題を解決する一つの方法として開発したパーセローム・データの解析手法を紹介された。

最後のシンポジウム2では安全性評価と保健機能性研究の実例3題として、味の素株式会社の坂井良成主任研究員による反復投与試験に基づくアミノ酸の安全性評価、東北大学の山國徹準教授による柑橘類成分、ノビレチンの抗認知症作用について、最後は湧永製薬株式会社の牛島光保室長がツルニンジンの男性更年期障害の低下・改善作用が解説された。

シンポジウムの後、懇親会にも多数が参加し活発な情報交換の姿が見受けられ、健康食品の保健機能性をevidence-baseで議論ができる健食業界に発展させるためのキックオフ・シンポジウムとしての期待感を持たせる展開であった。

註:ヒト疾患動物モデルを開発し、ヒト疾患動物モデルのヒトへの外挿確認のための研究を財団法人実験動物中央研究所は慶応義塾大学医学部と共同で文部科学省のグローバルCOE(Center of Excellence)プログラムの研究機関として実施しており、このような領域の研究と技術を in vivo実験医学と呼んでいます。

より広く解釈すると、in vivo実験医学は動物実験を研究手段として、ヒトにおける様々な事象、病的状態、病理発生機序、薬物作用とそのメカニズムなどを予測/解析するための生命科学の研究分野であり、健康食品等の研究/開発にも役に立つと期待されます。

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