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茎葉食用サツマイモ「すいおう」の産業化スタート


[2008/12/03]
新品種産業化研究会(会長:西尾敏彦 社団法人農林水産技術情報協会名誉会長、事務局:社団法人農林水産先端技術産業振興センター)は、産・官・学の連携による、「すいおう」を活用して地域にイノベーションを起こすコンソーシアム作りを行うことを発表した。また、すいおうの産業化に興味をもつ生産者、加工食品メーカー、販売会社、流通など企業各社が参加し、すいおうシンポジウムが盛況に開催された。 「すいおう(翠王)」とは、茎葉を食べられるように開発されたサツマイモの品種のひとつ。すいおうには、ポリフェノールやミネラル、ビタミン、ルテインが豊富に含まれることが知られており、抗高血糖、抗高血圧といった機能性も明らかになりつつある。 新品種産業化研究会は、新品種の速やかな普及と新品種を活用したイノベーションを地域に巻き起こすことを目的とし、2008年11月13日に、会長西尾敏彦、事務局:社団法人農林水産先端技術産業振興センター(以下、STAFF)として設立された組織。また、分科会の第一号として、「すいおう分科会」を設置することが決定した。 今回のすいおう分科会のように、新品種を活用して地域にイノベーションを巻き起こすため、新たな技術開発を行うということはこれまでになかった試み。 最初の研究会活動として、2008年12月2日に自転車会館ホールですいおうシンポジウムを開催(共催:株式会社東洋新薬)。すいおう分科会の世話役に山川理氏(社団法人農林水産先端技術産業振興センター)、須田郁夫氏(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構)が選ばれた。 シンポジウムでは農業関係者を代表してANTE有限会社 尾曲修二氏が、「すいおうの生産と食品加工の将来性」、全農営農総合対策部・田中公博氏が「千葉県におけるすいおう青果販売の取り組みについて」と題し、講演。すいおうによる地域おこしへの取り組みが紹介された。 また、研究者を代表し、農研機構九州沖縄農業研究センター吉元誠氏は、「すいおうの栄養と機能性」のテーマで講演し、すいおうのさらなる機能の解明への期待が紹介された。 さらに料理/調理道具研究家の北山都土里氏より、「食材としてのすいおうの利用方法について」と題した講演が行われ、日常に取り入れることのできるすいおう料理が紹介された。 また、交流会では、すいおうの粉末を練り込んだパスタ料理や生葉を利用したサラダといったすいおう料理、すいおうの焼酎等も提供された。 同シンポジウムには、育種・栽培・加工・流通・販売といった広範囲に及ぶ企業関係者が参加。単においしさだけでなく、健康を訴求できる新しい食材として、生食・加工品ともに産業化が期待される。
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