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「自家培養表皮の開発」で平成31年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞/ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング


[2019/04/10]

富士フイルム株式会社の子会社である株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは、本日、文部科学省の定める平成 31 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において、「自家培養表皮の開発」に関する功績で「科学技術賞(開発部門)」を受賞しました。科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的とするものです。「科学技術賞(開発部門)」は、日本の社会経済、国民生活の発展向上などに寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発もしくは発明を行った者が対象です。このたびの受賞は、「自家培養表皮ジェイス」が国内初の再生医療等製品であり、その開発過程で、国内における再生医療等製品の審査基準の構築をリードするなど、今日の再生医療の普及・発展に寄与した点が高く評価されたものです。

受賞内容は以下の通りです。

【受賞者】
井家益和 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 執行役員 研究開発本部長
熊谷憲夫 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 研究顧問、 聖マリアンナ医科大学名誉教授

【開発の背景】
重症熱傷や表皮水疱症などの皮膚欠損、巨大色素性母斑や白斑などの皮膚色素異常症に対する治療では、その障害が広範囲に及ぶ場合、自家植皮術(自分の健常皮膚を広く採取し患部に移植する治療法)が多く行われていますが、侵襲性が非常に高いため、代替法の開発が求められていました。

【開発の成果】
「自家培養表皮ジェイス」は、患者自身から採取した切手大の皮膚片を、全身を覆う面積になるまで、2〜3 週間培養して作製する再生医療等製品です。米国の培養技術をいち早く国内に導入して開発したもので、2007 年に国内初の再生医療等製品として承認されました。承認から 10 年以上が経過した現在、広範囲におよぶ熱傷に対する治療法としてスタンダードとなっており、tissue engineering による革新的な医療を実現しました。本製品の開発により、広範囲熱傷のような重度のダメージを負った患者に対して、侵襲性が極めて低い画期的な治療を実現しました。さらに最近では、巨大色素性母斑などの疾患の治療にも用いられています。本製品は、国内初の再生医療等製品であり、その開発過程で、国内における再生医療等製品の審査基準の構築をリードするなど、今日の再生医療の普及・発展に寄与しています。当社は、今後も製品開発を加速させることで、再生医療の普及を進めるとともに、患者の生活の質(QOL)の向上へ寄与することを目指します。


【詳細は下記URLをご参照ください】
・株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 2019年4月9日【PDF】発表
・株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング ホームページ
・富士フイルム株式会社 ホームページ

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