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てんかん患者では睡眠時の姿勢が死亡リスクに関連


[2015/02/02]
てんかん患者では睡眠時の姿勢が死亡リスクに関連

てんかんのある人がうつぶせで眠ると、突然死のリスクが高まる可能性のあることが新たな研究で示唆された。米ニューヨーク大学ランゴン医療センター助教授のDaniel Friedman氏によると、てんかん患者には、剖検でも明確な原因がわからない突然死が起こることがあるという。発生はまれだが、てんかん患者は腹臥位(胸部を下にした姿勢)での睡眠を避けるほうがよいと、研究を率いた米シカゴ大学准教授James Tao氏は述べている。

「腹臥位での睡眠は、特に40歳未満の若年患者において突然死の有意なリスクとなることがわかった」とTao氏は話す。米てんかん財団によると、てんかん患者は脳の電気活動に一次的な乱れが生じることにより、反復的な発作を起こす。睡眠時の姿勢と突然死リスクに関連がみられる理由は明らかにされていないが、Tao氏は乳幼児突然死症候群(SIDS)との類似点を指摘する。SIDSと同じように、成人のてんかん患者がうつぶせで寝ていると、気道が閉塞しても自分で起き上がることができない可能性があるという。

「Neurology」オンライン版に1月21日掲載された今回の研究では、突然死したてんかん患者253人を対象とした25件の研究をレビューした。その結果、患者の73%がうつぶせで寝ているときに死亡したことがわかった。また88人のサブグループのなかで、40歳未満の患者はうつぶせでの就寝中に死亡するリスクが40歳以上の患者の4倍であった。全体では40歳未満の86%、40歳以上の60%がうつぶせ寝で死亡していた。

Tao氏は、若いてんかん患者に突然死が多い理由はわかっていないが、独身で発作時に起こしてくれる人がいない確率が高いためではないかと述べる一方、睡眠時の姿勢と突然死リスクの因果関係が裏づけられたわけではないと強調している。今回の研究は、神経学者の間でこれまで知られてきた知見をさらに明確化するものだとFriedman氏は述べている。

世界で約5,000万人がてんかんに罹患しており、患者の0.3%に突然死がみられ、そのうち約70%は睡眠中に死亡している。突然死はてんかんを長期コントロールできていない患者に多いという。てんかんのある人は、横向きか仰向けで眠るようにし、パートナーにも注意してもらうようにするほか、睡眠中の発作を感知するアラームが有用であると、Tao氏は勧めている。Friedman氏は、眠る前に前ポケットにテニスボールを入れておくと、寝がえりを打ってうつぶせになったときに目覚めやすいと助言している。(HealthDay News 1月21日)

http://consumer.healthday.com/diseases-and-conditions-information-37/misc-diseases-and-conditions-news-203/sleeping-position-may-up-risk-of-epilepsy-death-695664.html
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