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細菌を用いたがん治療に期待――イヌの研究から


[2014/08/28]
細菌を用いたがん治療に期待――イヌの研究から

毒素産生遺伝子を除去して作製した安全なノーヴィ菌(Clostridium novyi)を軟部組織の固形腫瘍に注射すると、周囲の健常組織を傷つけることなくがん性細胞を減少できることがわかった。「Science Translational Medicine」に8月13日掲載された、米ジョンズ・ホプキンス大学キンメルがんセンター(ボルチモア)のNicholas Roberts氏らの研究。

自然発生した腫瘍を治療している飼いイヌ16頭にC. novyiの芽胞を注射したところ、3週間以内に6頭で抗腫瘍反応がみられ、うち3頭では腫瘍が完全に消失し、残り3頭では腫瘍が30%以上縮小した。C. novyiは脳腫瘍細胞を埋め込んだラットでも有効で、この治療で腫瘍細胞は死滅したが、2、3μmしか離れていない健常な細胞は温存された。ラットの生存期間は、細菌投与群で腫瘍埋植後平均33日、非投与群で平均18日であり、治療によって延長されたことがわかった。

この結果をもとに、Roberts氏らは米国でこの細菌を用いた第I相臨床試験を開始した。1例で有意な腫瘍縮小が認められている。イヌやラットでは発熱など細菌感染に典型的な副作用がみられたが、この試験における忍容性は良好だった。

C. novyiは嫌気性であり、そのために腫瘍外の酸素の豊富な健常細胞には広がらないと考えられる。共著者の1人は、嫌気性細菌が固形腫瘍深部の酸素不足の細胞を破壊する有効な方法になりうるとしている。これらの酸素不足の腫瘍細胞に対して、化学療法や放射線療法の効果は限定的である。(HealthDay News 8月13日)

高用量のインフルエンザワクチンは、標準用量に比べて高齢者における予防効果が高いことが新たな研究で示された。標準用量のワクチン接種を受けた高齢者が発症するインフルエンザの約4例に1例は、高用量ワクチンを使用すれば予防できる可能性があると研究グループは報告している。

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/mis-cancer-news-102/dog-study-suggests-a-bacterium-as-potent-tumor-fighter-690750.html
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