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万能インフルエンザワクチンにつながる可能性


[2013/10/09]

万能インフルエンザワクチンにつながる可能性
2009年にブタインフルエンザ(H1N1)が世界的に流行(パンデミック)した際の実験から、万能インフルエンザワクチン開発に近づいていることが、新たな研究で報告された。

英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究グループは、2009年秋のパンデミック開始当時に342人の職員および学生に血液検体の提供を求めるとともに、その後2回のインフルエンザ流行期に経験した症状を報告してもらった。一部の人がウイルスに曝露しても重症にならない理由を明らかにすることが目的だった。その結果、インフルエンザに罹患しても軽症または無症状だった人は、パンデミック開始時に血液中のCD8陽性T細胞(ウイルスを死滅させる免疫細胞の一種)の数が多かったことが判明した。この知見は、「Nature Medicine」オンライン版に9月22日掲載された。

研究著者らは、身体のCD8陽性 T細胞の産生を促進するワクチンが、トリやブタからヒトへ感染する新型株を含め、インフルエンザウイルスを撃退する有効な手段となる可能性があるとの考えを示している。研究を率いたAjit Lalvani氏は、「新型インフルエンザは絶えず出現しており、その一部は致死性であるため、あらゆるインフルエンザ株に有効な万能ワクチンの開発が切望されている」と述べている。

「免疫系は通常の季節性インフルエンザに反応してこのCD8陽性T細胞を産生する。抗体とは異なりウイルスのコア部分を標的とし、その部分はパンデミック型でも変化しない。2009年のパンデミックは、ヒトがそれまで遭遇したことがなく、抗体をもたない新型の株であっても、T細胞が認識し、防護作用を発揮できるのかを検証する類をみない自然の実験となった」と、Lalvani氏は説明し、「この知見から、特定のCD8 陽性T細胞を多量に産生することによって症候性疾患を予防できる可能性が示唆される。これは、万能インフルエンザウイルス開発への青写真となるものである」と付け加えている。

同氏はさらに、「ワクチン接種によって、免疫系によるCD8陽性T細胞の産生を促進する方法はすでにわかっている。T細胞に防護効果があるとわかった今、症状の発現や感染を防止するワクチンを設計することも可能である。それによって毎年の季節性インフルエンザを抑制し、将来的なパンデミックから人々を守ることができる」と述べている。(HealthDay News 9月23日)

http://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/bird-flu-news-724/briefs-emb-9-22-1pmet-universal-flu-vaccine-nature-med-icl-release-batch-935-680379.html
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