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B型肝炎の予防接種で死亡率が大幅低減


[2013/09/17]

B型肝炎の予防接種で死亡率が大幅低減
台湾で乳幼児のB型肝炎予防接種プログラムが1984年に開始されて以来、同国における同疾患の合併症による死亡が90%減少したことが報告された。また、予防接種により疾患の拡大も抑制されたという。B型肝炎は肝損傷、肝がんのほか、乳児劇症肝炎と呼ばれる致死的反応を引き起こすことがある。

この知見は世界的にも意味が大きい。研究を率いた台湾、中央研究院ゲノミクス研究センター(台北)のChien-Jen Chen氏によると、B型肝炎の慢性保有者は世界で3億5,000万人に上り、アジア太平洋地域とサハラ以南のアフリカでは特に有病率が高い。母親から新生児に感染することもある。この報告は、「JAMA」9月4日号に掲載された。

B型肝炎財団によれば、米国では20人に1人に当たる1,200万人がB型肝炎に感染している。100万人以上が慢性感染症で、新たな感染は年間10万件発生、年間5,000人がB型肝炎やその合併症で死亡すると推定されている。米ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンター(ニューヨーク)准教授のMarc Siegel氏は、この知見は予防接種の必要性をさらに強く裏付けるものであると述べている。同氏は、感染者が減ることで集団免疫も得られることから、乳児のほか成人ももれなく接種を受ける必要があると指摘するとともに、B型肝炎ワクチンは安全であると付け加えている。

今回の研究では、台湾の予防接種プログラムの30年間の成果について検討された。最初の2年はB型肝炎の母親から生まれた新生児のみが接種対象だったが、その後すべての新生児に拡大された。1987年7月には未就学児、1988年〜1999年には小学生まで接種対象が拡大。1984年〜2010年に出生した人の接種率は約89〜97%だった。1977年〜2004年に出生した人では、慢性肝疾患および肝がんによる死亡が90%以上減少し、肝がんは全体で80%減少した。乳児劇症性B型肝炎による死亡も90%減少した。

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、B型肝炎はウイルスの含まれる血液や精液などの体液が、感染していない人の体内に入り込むことによって拡大する。母親から新生児へ伝染することがあるほか、感染者との性行為や、注射針、注射器などの共用などによっても伝染する。また、かみそりや歯ブラシを共用した場合や、感染者の血液や傷口に直接触れた場合にも感染することがあるという。(HealthDay News 9月3日)

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/mis-cancer-news-102/hepatitis-b-vaccine-effective-in-reducing-deaths-and-chronic-liver-disease-study-679857.html
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