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小児白血病の5年生存率が90%に到達


[2012/03/19]
小児白血病の5年生存率が90%に到達

最も一般的なタイプの白血病に罹患した患児の生存率が劇的に向上していることが、新しい研究で明らかになった。急性リンパ芽球性白血病(ALL)患児の5年生存率が、1990年から2005年の間に約84%から90%に上昇しており、通常、5年を過ぎればほとんど死亡することがないことから、5年間の生存は治癒とみなされる。

ALLはまれな血液あるいは骨髄の癌(がん)であるが、小児では最も一般的な白血病であり、米国では毎年、2,800〜3,000例が新規に診断されている。白血病は身体が異常な白血球を過剰産生する際に発生し、急性の場合、化学療法を行わなければ急速に進行する。ALLの原因は不明であるが、白血病の兄弟姉妹がいるなどの家族歴、他の疾患で化学療法あるいは放射線療法を受けた経験があることなどが危険因子になるとされている。

米コロラド大学医学部(デンバー)小児科教授で、小児病院コロラド癌・血液疾患センター(オーロラ)所長のStephen Hunger氏らが同大学で実施した今回の研究では、全人種および民族集団、男女、1歳未満の乳児を除く全年齢群で生存率の向上がみられた。生存率は研究が進行するにつれて改善した。試験期間中の死亡率は、乳児を除き30〜50%低下した。乳児の生存率は、薬剤使用の改善効果が、感染や副作用による死亡増加によって相殺されたため、ほとんど変化しなかった。

今回の研究対象者は、ALLを有する0〜22歳の小児2万1,000人以上(米国の全症例の半数以上)であり、米国立癌研究所(NCI)の資金援助で行われている小児腫瘍グループ(COG)臨床試験の被験者であった。研究結果は、医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」オンライン版に3月12日掲載された。

Hunger氏は「50年前は不治の病であった疾患が、現在では治癒率が90%となっている。臨床試験は、医師が薬剤の使用や投与量を改善するのに有用であり、その結果生存率が高まった。例えば、コルチコステロイドの一種は同じクラスの他剤よりも有効であることがわかった。現在の取り組みは残りの10%に注目する必要がある。目標は全例治癒である」と述べている。

米コーエンCohen小児医療センター(ニューヨーク)のArlene Redner博士は、「疾患の原因が判明していなくても、それを治癒させることができるということは本当に驚くべきことである。また、有効な治療が施設の大小にかかわりなく、全米的に広く使用可能であることを示した点でも、今回の研究は重要である」と述べている。(HealthDay News 3月12日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=662611
Copyright (c) 2012 HealthDay. All rights reserved.

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