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軽度・中等度喘息と重度喘息は異なるタイプの疾患


[2012/01/17]
軽度・中等度喘息と重度喘息は異なるタイプの疾患

軽度あるいは中等度の喘息患者のおよそ半分は、より重症の患者とは異なるタイプの疾患であることが新しい研究で示され、米医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」オンライン版に1月6日掲載された。通常の治療が奏功しない喘息の説明になるという。

喘息は気道の炎症を伴う慢性疾患で、現在の抗炎症治療は、喘息で一般的な好酸球性気道炎症を標的としている。好酸球(eosinophil)は白血球の1つで、感染との闘いを助け、免疫応答における役割をもつ。しかし、今回の研究では患者の半数近くで好酸球性気道炎症がみられなかったという。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)気道臨床研究センター長のJohn Fahy氏らのチームは、9件の臨床試験に参加した喘息患者995人の喀痰試料中の好酸球を繰り返し測定。47%では気道に好酸球がみられなかった。一部患者は、間欠的に好酸球性気道炎症があり、一部の患者はどの測定でも好酸球がみられた。また、抗炎症薬である吸入コルチコステロイド(ICS)を用いていない患者の36%に症状がみられ、ICSを用いている患者の17%に症状がみられた。喘息と好酸球の関連を調べた過去の研究では1回しか試料は採取されていなかったが、今回の研究では何度も調べられた。

2週間の抗炎症薬および気管支拡張薬治療の後、好酸球性気道炎症の患者に治療がよく奏功し、呼吸に改善がみられたが、炎症のない患者には奏功しなかった。気管支拡張薬への反応は、どちらのグループでも同様だった。Fahy氏は「今回の研究は、喘息は一つのタイプの疾患でないという考えを強固にするものである。白血球が関与しない症例が50%近くに達するということは、多くの異なるサブタイプの存在が考えられる」と述べるとともに、「軽度から中等度の喘息のかなりの症例が、メカニズムのほとんど知られていないタイプであり、新しい治療法の必要性が示されている」としている。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)肺専門医のLen Horovitz氏は「半数で喀痰中に好酸球が認められないのは、考えられていたより高率であり、多少驚いている。喘息における症状発現に至る炎症のカスケードは、十分に研究されている。しかし、現在の気管支拡張薬とICSの併用療法が軽度の喘息にも効果があるとは保証できない」と述べている。同氏は、医師は喘息患者に対し喀痰が多いかどうかを尋ねることを助言している。もし多いようであれば、コルチコステロイドが奏功しやすい。(HealthDay News 1月6日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=660479
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