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高血圧前症の治療は脳卒中リスクを低減−メタ分析


[2011/12/19]
高血圧前症の治療は脳卒中リスクを低減−メタ分析

高血圧前症(prehypertension)患者が降圧薬を服用すれば、脳卒中リスクが22%低減することが、新しいメタ分析研究で示された。高血圧前症患者ではまだ高血圧がみられず、降圧薬を服用しても心臓発作の発生率は有意に低下しないが、それでも投薬のベネフィット(便益)はあるという。

高血圧前症は、収縮期血圧(最大血圧)120〜139mmHg、拡張期血圧(最小血圧)80〜89mmHgと定義され、約140/90mmHg以上は高血圧症とみなされる。高血圧前症のみで脳卒中や心臓発作のリスクが増大するが、薬物治療を推奨するガイドラインはなく、現在の治療法は禁煙、減量、定期的な運動といった生活習慣(ライフスタイル)の修正である。

米ケース・ウエスタン・リザーブCase Western Reserve University大学ハリントン・マクローリン心血管研究所(クリーブランド)内科助教授のIlke Sipahi氏らは、脳卒中、心臓発作、心血管死のリスクに対する降圧薬の影響を検討。アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やβ(ベータ)遮断薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)など、降圧薬を服用している高血圧前症患者を対象とした無作為化比較対照試験16件、被験者計7万1,000万人近くのメタ分析を行った。

分析の結果、降圧薬を服用している患者では、脳卒中リスクが22%有意に低減した。1件の脳卒中発生を予防するには、169人が平均4.3年間降圧薬を服用しなければならないことも判明。一方、心臓発作リスクは低減しなかったが、心血管死は減少する傾向がみられた。ただし、統計学的な有意差までには至らなかった。

Sipahi氏は「高血圧は脳卒中の非常に高い危険因子(リスクファクター)であるため、降圧により脳卒中リスクを低減できると考えた。今回の研究で、脳卒中リスクを低減できることが判明したが、おそらくリスクの層別化が必要であると思われる。特に高リスクであれば早期に介入(治療)し、140/90mmHgになるまで待つ必要はない。まず生活習慣の修正を試み、失敗すれば降圧薬を検討する時期と考えられる」という。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のRobert Graham博士は「これは、早期介入への論争に拍車をかけることになる大きな研究である。疾患の“前段階”にある人に対する治療開始時期については課題となっており、さらに研究を要する」と述べている。研究結果は、医学誌「Stroke(脳卒中)」オンライン版に12月8日掲載された(印刷版は2012年2月号に掲載予定)。(HealthDay News 12月8日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=659664
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