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自己免疫疾患が肺塞栓症リスクを高める


[2011/12/05]
自己免疫疾患が肺塞栓症リスクを高める

関節リウマチ(RA)やクローン病などの自己免疫疾患で入院した患者は、生命を脅かす肺塞栓症(pulmonary embolism)のリスクが高い可能性が、新しい研究によって示された。研究者らは、自己免疫疾患による入院患者ではこの症状の予防策を講じるよう警告している。

英医学誌「Lancet(ランセット)」オンライン版に11月25日掲載された今回研究で、スウェーデン、マルメMalmo大学病院のBengt Zoller博士は、グレーブス病(バセドウ病)や橋本病(慢性甲状腺炎)、慢性リウマチ性心疾患など33の自己免疫疾患のいずれか1つによりスウェーデンの病院に入院した患者50万人以上のデータを分析。その結果、自己免疫疾患を有する患者が入院後12カ月以内に肺塞栓症を発症する全リスクはこの種の疾患のない患者に比べて6倍高かった。

33の自己免疫疾患はいずれも肺塞栓症の有意に高いリスクと関連していたが、最も顕著なリスク増大は、免疫性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenic purpura)11倍、結節性多発動脈炎(polyarteritis nodosa)13倍、多発性筋炎(polymyositis)16倍であった。ただし、このリスク増大は経時的に低減し、入院後1〜5年で全リスクの増大は50%まで低下、入院後5〜10年後でさらに15%、10年以上経過後は4%まで低下した。

Zoller氏らは、「男女ともリスクは同じであり、年齢群による違いもなかった。自己免疫疾患で入院した患者、または少なくとも肺塞栓症リスクが非常に高い疾患を有する患者における肺塞栓の予防策は正当と思われる。そのような治療の有用性を評価するにはさらに研究が必要である」と述べている。

スウェーデン、カロリンスカ研究所/カロリンスカ大学病院(ストックホルム)のCarani B Sanjeevi博士は同誌論説で、「血栓症と炎症の間には明らかなつながりがみられる。自己免疫疾患に関連する炎症治療のために、特に入院患者では抗炎症薬および血栓予防法を検討すべきである。炎症と肺塞栓症との関係を調べるためさらなる研究が必要である」と述べている。(HealthDay News 11月25日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=659183
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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