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経口避妊薬の使用拡大が前立腺癌(がん)のリスク増大につながる?


[2011/11/22]
経口避妊薬の使用拡大が前立腺癌(がん)のリスク増大につながる?

過去40年間で経口避妊薬(ピル)の使用が大幅に増加したことから、水道水に混入するエストロゲンの量が、世界中の前立腺癌(がん)発生率増加の一因ではないかと、カナダの研究者らは推測している。過剰なエストロゲンはさまざまな癌を引き起こすことが知られており、避妊ピルの使用が広まれば、このホルモンの環境濃度が高まる可能性がある。

カナダ、プリンセス・マーガレット病院/トロント大学外科腫瘍学のDavid
Margel博士は、「最近の研究では、エストロゲン曝露により前立腺癌リスクが増大する可能性が示されている。女性の経口避妊薬使用と前立腺癌の発生率または死亡率との関連性を検討したいと考えた。女性が排出するエストロゲンの量はごくわずかだが、何百万人もの女性が長期間にわたり排出すれば、低レベルの環境汚染を引き起こす可能性がある」と述べている。

医学誌「BMJ Open」オンライン版に11月14日掲載された今回の研究で、Margel氏らは、国際癌研究機関(IARC)のデータおよび国連の「世界の避妊法(World
Contraceptive Use)」報告書を使用し、前立腺癌の発生率および死亡率と、経口避妊薬を使用している女性の割合を同定した。また、国別および大陸別にデータをまとめ、経口避妊薬と前立腺癌の関係の有無を調べた。

約100カ国について検討した結果、経口避妊薬の使用量が多い国では、前立腺癌の発生率も高かった。この知見が国富(nation's
wealth)により変化することはなかった。また、子宮内避妊具やコンドーム、その他のバリア避妊法など他の避妊手段の使用は前立腺癌のリスク増大と関連していなかった。

Margel氏は「欧州諸国が最も高い関連性を示していると思われる。これは仮説を生み出す研究であり、因果関係を証明するものではないことを強調したい。」と述べている。両者の関連性をさらに明らかにするために、同氏らは水道水の調査と、前立腺癌患者のエストロゲン濃度を検討する計画を立てている。

前立腺癌専門医の米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)放射線腫瘍学のAnthony
D'Amico博士は、「これが本当かどうかを知ることは難しい。関連性を指摘しているものであり、因果関係ではない。根拠となっているこの仮説でさえ疑わしい。血中でマイクログラム(μg)のエストロゲンを検出するためには、ミリグラム(mg)のエストロゲン摂取が必要となる。また少量のエストロゲンが心疾患のリスク増大をもたらすことが指摘されており、前立腺癌の原因となるならば、心臓発作も来すことになるが、このような考えは受け容れ難い。これらの推論的な知見をもとに、男性が心配する必要はない」と述べている。(HealthDay
News 11月14日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=658914
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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