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季節性インフルエンザとH1N1ウイルスに同時感染する可能性


[2011/11/17]
季節性インフルエンザとH1N1ウイルスに同時感染する可能性

季節性インフルエンザとパンデミック(大流行)をもたらせた新型(H1N1豚)インフルエンザウイルスの同時感染はまれに起きることが、新しい研究によって確認された。

パンデミックインフルエンザウイルスとH3N2と呼ばれる季節性インフルエンザウイルスの同時感染は、2009年10月にカンボジア人の幼い男児とその教師で確認された。両ウイルスのゲノムの完全なシークエンシング(配列決定)では、これらのウイルスが再結合して新しい別のウイルスになることはないことが示された。研究結果は、医学誌「American Journal of Tropical Medicine and Hygiene」11月号に掲載された。

研究を実施した米海軍健康研究センター(サンディエゴ)呼吸器疾患責任者のPatrick Blairr氏らは、「患者はいずれも回復したが、この事象(イベント)はヒトにおいて異なるウイルスが組み合わさることにより、より致死的なウイルスを生み出すリスクを注意喚起するものである。東南アジアではH5N1鳥インフルエンザウイルスとパンデミックH1N1ウイルスが継続的に存在するため、特に同時感染を警戒する必要がある」という。

同氏は「インフルエンザウイルスは変化し続けている。季節性インフルエンザ、パンデミックインフルエンザ、H5N1鳥インフルエンザが多い地域で同時感染が見られることは、宿主であるブタまたはヒトにおいて混じる機会があり、世界的な健康問題を生じうることを示している」と述べている。

インフルエンザウイルスの同時感染はまれだが、科学者や公衆衛生当局は特に、ヒトに免疫防御能がほとんどないH5N1鳥インフルエンザウイルスが関わる同時感染の可能性を懸念している。Blairr氏らは「H5N1ウイルスへの感染は大部分が家禽(かきん)などとの直接的な接触によるもので、人同士の感染は限られている。しかし、H5N1ウイルスと季節性インフルエンザウイルスの同時感染は、人から人へ容易に感染する新たなH5N1ウイルス株につながり、世界中に深刻な脅威をもたらしうる」と述べている。(HealthDay News 11月2日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=658417
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