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一部の喘息治療薬は小児において合併症リスクを高める


[2011/11/08]
一部の喘息治療薬は小児において合併症リスクを高める

長時間作用型β(ベータ)刺激薬(LABA)として知られる喘息治療薬は、単独で使用すると重篤な合併症リスクが増大し、使用に関連する「喘息複合アウトカム(転帰)」と呼ばれる入院や気管内挿管、死亡などの合併症リスクは成人よりも小児で高まることが、新しい研究によって示された。ただし、吸入コルチコステロイド(ICS)との併用によりリスクは増大しないという。

米国では、LABAのみを含有する製品はForadil(日本での商品名アトック)およびセレベントの商品名で、また吸入コルチコステロイドとの配合剤ではシンビコートおよびアドエアの商品名で販売されている。米国食品医薬品局(FDA)小児治療部(OPT)のAnn McMahon博士らによる今回のメタ分析には、4歳以上の喘息患者6万1,000人近くを対象とした臨床試験110件が含まれ、一部はLABAを使用し、一部では使用していなかった。

分析の結果、全体ではLABA使用群では非使用群に比べ、1,000患者-年あたりの事象(喘息関連の入院、気管内挿管、死亡)が6.3件多かった。4〜11歳の小児における2群間の差は1,000患者-年あたり事象は30.4件、12〜17歳では11.6件であった。小児の合併症のほとんどは喘息再燃に関係する入院であり、喘息関連の死亡や気管内挿管はまれであった。

McMahon氏は「全体としてLABA使用群では非使用群よりも喘息複合アウトカムリスクが高く、このリスクは若い喘息集団のほうが高かった。LABAと吸入コルチコステロイドを常用していたサブグループでは、リスク上昇がみられなかった。この研究は個々の症例ではなく傾向を特定するものであるため、若齢群でリスクが高い理由はあまり述べていない」としている。

著者の一人であるOPT部長のDianne Murphy博士は、「小児と成人では喘息は異なったものとなる。小児のほうが合併症リスクの高い理由が何であれ、重要なのはLABAを要する小児ではステロイドと併用すべきであるということである。小児の症状が併用療法で改善しなければ、医師に知らせる必要がある」と述べている。

米ピッツバーグ小児病院のAllyson Larkin博士は、「今回のメタ分析は、さらに研究が必要であることを示唆している。小児集団でのLABA単独療法は正しい治療でないと思われるが、2剤を併用すればアウトカムを悪化させないと思われる」と述べている。研究結果は、医学誌「Pediatrics(小児科学)」11月号に掲載された。(HealthDay News 10月25日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=658101
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