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大腸癌(がん)に細菌が関与か?


[2011/11/04]
大腸癌(がん)に細菌が関与か?

大腸(結腸直腸)癌(がん)には、癌の発症に寄与し、その診断や治療、予防に重要となりうるとみられる細菌が多量に含まれていることが、新しい研究によって示された。

米ダナ・ファーバーDana-Farber癌研究所ゲノム発見センター共同責任者で、ハーバード大学(ボストン)医学部病理学教授のMatthew Meyerson氏らは、正常な結腸組織9検体と大腸癌組織9検体を分析。その結果、腫瘍検体ではフゾバクテリウム属(Fusobacterium)の細菌数が異常に多かった。

同氏は「腫瘍とその周囲には、癌細胞と正常細胞、細菌やウイルスなどの様々な微生物の複雑な混合物が存在する。過去10年ほど、癌細胞とその“微小環境(microenvironment)”の関係、特に癌の形成と成長を促す細胞と細胞の相互作用が注目されている。フゾバクテリウム属と大腸癌に明らかなつながりはないが、この細菌が癌に影響を及ぼす可能性を示唆するものはある」と述べている。

以前の研究では、フゾバクテリウム属と結腸癌リスクを増大させうる潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患との関連が示唆されている。Meyerson氏は「この細菌が癌の成長に欠かせないか、あるいは単に癌がこの細菌に好適な環境を提供している可能性がある」としている。研究結果は、医学誌「Genome Research(ゲノム研究)」オンライン版に10月17日掲載された。

米国では、大腸癌は癌の死因の中で2番目となっている。米国癌協会(ACS)では、今年(2011年)の大腸癌診断者数は14万1,000人以上、死亡者数は4万9,000人以上に達すると推計している。(HealthDay News 10月18日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657974
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