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妊娠女性へのインフルエンザワクチン接種は新生児も守る


[2011/11/02]
妊娠女性へのインフルエンザワクチン接種は新生児も守る

妊娠中の季節性インフルエンザ予防接種は、出生後の数カ月間、新生児をインフルエンザから守り、流産の原因にならないことが新しい研究で示され、米ボストンで開催された米国感染症学会(IDSA)年次集会で報告された。

米ユタ大学(ソルトレークシティ)小児科助教授のJulie Shakib氏らによる小規模研究では、妊娠女性がインフルエンザの予防接種を受けることにより、新生児はインフルエンザ抗体の形で免疫を受け継ぐことが判明。この防御作用は出生後2〜3カ月間持続する。抗体による防御は、予防接種を受けた妊娠女性11例から生まれたすべての新生児にみられたが、予防接種を受けていない妊娠女性の新生児では31%であった。

また、予防接種群の新生児では抗体による防御が生後2カ月目で60%、4カ月目で11%に認められ、非予防接種群では2カ月後も4カ月後も認められなかった。新生児は生後6カ月まではインフルエンザワクチンの接種を受けることができない。同氏は「この研究は、母親の予防接種により出生後数カ月間、新生児がインフルエンザから守られることを示唆している。妊娠女性は自身と乳児を守るため、予防接種ができるならば直ちに受けるべきである」と述べている。

別の研究では、米マーシュフィールドMarshfieldクリニック研究財団(ウィスコンシン州)のStephanie Irving氏らが流産した妊娠女性243例と流産しなかった243例を比較。妊娠中の季節性インフルエンザの予防接種と流産にかかわりがないことを示した。流産した女性が流産4週間前に予防接種を受けた率は流産しなかった女性に比べて高くなかった。同氏は「安全性に関する心配は妊娠女性がインフルエンザの予防接種を避ける最大の理由の1つである。この知見により、妊娠女性はより安心して予防接種を受けられる」と述べている。

これらの研究は学会発表であるため、データおよび結論は、ピアレビューされた医学誌に掲載されるまで予備的なものとみなす必要がある。(HealthDay News 10月20日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657993
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