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不眠症は心臓発作リスクを高める


[2011/11/01]
不眠症は心臓発作リスクを高める

夜間に良い睡眠がとれない人では心臓発作リスクも高いことが、ノルウェーの研究者らによって示された。不眠症と心臓発作リスク増大とのつながりは明らかでないが、睡眠障害は心臓発作のリスクファクター(危険因子)となりうる血圧や炎症に影響を及ぼす可能性がある。

ノルウェー科学技術大学(トロンヘイム)内科医のLars Erik Laugsand氏は、「不眠症の症状は一般的であり治療はかなり容易であるため、不眠症と心臓発作のつながりを認識し、睡眠障害の有無を医師と話し合うことが重要である。この知見はまだ関連を示すに過ぎず、因果関係は証明されていない。これを確認し、関連性の背後にあるメカニズムを明らかにするにはさらなる研究が必要である」と述べている。

米国心臓協会(AHA)発行の医学誌「Circulation(循環)」オンライン版に10月24日掲載された今回の研究で、同氏らは、1995〜1997年に国民健康調査に参加し、睡眠習慣に関する質問に答えた男女5万3,000人近くのデータを収集。その後の11年間に最初の心臓発作を経験した2,400人近くを特定した。

研究の結果、ほぼ毎日、寝つきが悪い(入眠障害)人の心臓発作リスクはそうでない人に比べて45%高く、睡眠が維持できない(睡眠維持障害)人はそうでない人に比べて30%、夜間の睡眠後に寝覚めがすっきりしない人はそうでない人に比べて27%高かった。同氏らは不眠症の原因となる抑うつや不安、年齢、性別、配偶者の有無、学歴、血圧、コレステロール、糖尿病、体重、運動、交代勤務について統計学的な方法で考慮した結果、一般集団の33%に1つ以上の不眠症状が認められた。

以前のより小規模な研究では、高血圧と心臓発作と同様、心疾患と不眠症につながりがあることが示されている。同氏らは「今回の研究には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を考慮していないこと、日照時間と睡眠パターンの相違からこの結果が米国には当てはまらない可能性がある−という2つの重要な限界がある」と指摘している。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のGregg Fonarow博士は、「これまでの研究結果は様々であり、今回の知見を確認し、関与すると思われるメカニズムを模索し、不眠症に有効な介入が急性心筋梗塞(AMI)リスクを低減するかを調べるにはさらなる研究が必要である」という。別の専門家は「体内のすべての代謝プロセスが概日(サーカディアン)リズムに支配されていることにより、この知見の説明がつく可能性がある」と述べている。(HealthDay News 10月24日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=658167
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