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自閉症児で気道奇形認める−疾患に関連か?


[2011/10/31]
自閉症児で気道奇形認める−疾患に関連か?

自閉症児では気道の奇形がみられることが、米ヌムールNemours小児クリニック(フロリダ州ペンサコダ)小児呼吸科医のBarbara Stewart博士によって示され、ホノルルで開催された「CHEST 2011」(米国胸部専門医学会 [ACCP] 年次集会)で発表された。これは神経発達障害の最初の解剖学的マーカーである可能性があるという。

Stewart氏は、持続性の咳(せき)のため受診した自閉症児の診察時に気管支鏡を使用し、気管支に非自閉症児とは異なる点のあることを認めた。通常の肺の場合、気管は2つの主気管枝支に分かれ、そこからは木の枝のように、ランダム(無作為)かつ左右非対称に分岐している。しかし、自閉症児ではこれらの気管支が二重となっており、左右対称で気管支はより細かった。正常な肺には(片肺ごとに)1本の太い気管支があるが、自閉症児では2本でより細いものだった。

同氏は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の小児49例とそうでない小児300例以上の気管支鏡検査の結果を遡って検討。その結果、すべての自閉症児の気道に、同氏が「対称的な“ダブレット(対のもの)”」と呼ぶものが認められ、正常に発達した小児では認められなかった。同氏は「この重大性については不明だが、より多くの意味があるように思われる」と述べている。

米オーティズム・スピークスAutism Speaks自閉症治療ネットワークのDaniel Coury博士は、「自閉症児の肺に特別な問題あるという報告がないために、どう判断してよいかわからないが、この知見は特に脳と肺の両方の発達に重要な遺伝子または染色体の領域があり、自閉症と関連するかどうかについてさらなる研究をすべきであることを示している。考えれば考えるほど、自閉症は全身障害に思える」と述べている。

自閉症は発達障害であり、社交性、言語やコミュニケーションのスキルの問題、反復的または限定的な行動がみられる。幅広い症状がみられることから現在では、自閉症スペクトラム障害と呼ばれており、米国では小児110人に約1人に認められる。今回の研究は学会発表であるため、データおよび結論はピアレビューした医学誌で発表されるまでは予備的であるとみなす必要がある。(HealthDay News 10月24日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=658001
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