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早期臨床試験で新タイプのアルツハイマー病薬の有望性認める


[2011/10/17]
早期臨床試験で新タイプのアルツハイマー病薬の有望性認める

アルツハイマー病治験薬のgantenerumabガンテネルマブ(モノクローナル抗体)は、患者の脳内のアミロイド斑(プラーク)レベルの低下に有用であることが、早期臨床試験で示された。アルツハイマー病患者において抗アミロイド薬としての効果が示されたのは今回が初めて。

ただし、専門家は「同薬を安全または有効であるとみなすにはさらなる研究が必要である」としている。さらに、アルツハイマー病におけるプラークの役割が完全に解明されておらず、アミロイド斑レベルの低減が、同疾患に関連する記憶障害やその他の精神機能の低下を予防するとは言い切れないと警告している。

アルツハイマー病は最も一般的な形態の認知症であり、β(ベータ)アミロイドと呼ばれる蛋白(たんぱく)質断片が脳内の神経細胞間の間隙に蓄積することは以前から知られている。新薬であるgantenerumabはこのアミロイド蛋白を標的とするもので、身体の免疫システムにこれらを侵入者として認識させる。今回の研究は、同薬を製造しているスイスのホフマン・ラロッシュ社Hoffmann-LaRoche Ltd.(バーゼル)の資金提供により行われた。

今回の研究結果では、軽度から中等度のアルツハイマー病患者16例のうち、4週間毎に治験薬を2〜7回注入した患者では、治療の数カ月後に実施した画像検査で脳内のアミロイド斑の著しい減少が認められたが、無作為に割り付けられたプラセボ(偽薬)群では増加していた。アミロイドレベルは高用量のほうがより大きく低下し、60mg投与群ではアミロイドの量が16%近く、200mg投与群では36%減少した。

米シダーズ・サイナイCedars-Sinaiメディカルセンター(ロサンゼルス)のPatrick Lyden博士は、「大きな疑問は、アミロイドレベルの低下がアルツハイマー病の症状や進行に影響を与えるかどうかである。アミロイドは “罪のある傍観者(a guilty bystander)”ではあるが、実際の犯人ではなく、傍観者を除去しても患者に役立たないという懸念が増大しつつある」と述べている。

別の専門家は「アミロイド斑の蓄積は炎症や神経細胞死など様々な細胞の反応を引き起こすため、この過程を変える治療は有益と思われる。同薬や他の同様の薬剤がアミロイドの蓄積を予防するだけでなく、アルツハイマー病患者で発生する認知障害を遅らせることを期待する」と述べると同時に、免疫システムの機能不全による神経学的な合併症などの重篤な副作用や投与目的、対象者の選択などの問題があることを指摘している。研究結果は、医学誌「Archives of Neurology(神経学)」オンライン版に10月10日掲載された。(HealthDay News 10月10日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657729
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