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アルツハイマー病における嗅覚脱失は異常蛋白(たんぱく)が原因−マウス研究


[2011/10/11]
アルツハイマー病における嗅覚脱失は異常蛋白(たんぱく)が原因−マウス研究

嗅覚脱失はアルツハイマー病の最も初期の症状の1つであるが、同疾患と関連付けられている蛋白(たんぱく)の異常形態、つまりアミロイド前駆体蛋白(APP)がその原因である可能性が、マウスを用いた新しい研究によって示唆された。APPは、一部の若年性アルツハイマー病患者の鼻の神経細胞に認められる。

米国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)のLeonardo Belluscio氏らによる今回の研究では、高レベルの異常蛋白を産生するよう遺伝子操作したマウスにおける鼻の神経細胞死は正常マウスに比べて多かった。この知見により、疾患のごく初期段階で患者が嗅覚を失うことが多い理由の説明がつく可能性があり、この新たな洞察は疾患の早期検出に有用である可能性があるという。

今回の研究の結果、変異型APPを産生するマウスでは3週齢時点で、嗅神経細胞死が正常マウスの4倍認められ、高レベルの変異型蛋白の産生を遮断すると、より多くの嗅神経細胞が生存した。鼻腔内の死亡細胞にAPP由来のアミロイド斑(プラーク)は認められなかった。プラークは長年、アルツハイマー病患者の脳内の神経細胞死に寄与し、記憶障害につながると考えられている。

Belluscio氏は「臭いの検出や区別における障害は、アルツハイマー病の最も初期の症状の1つであり、同疾患の早期診断において嗅覚が警告となる可能性を示唆している。APPの産生を抑制すれば神経細胞の広範な消失が抑制され、このような疾患関連の神経細胞死を阻止できる可能性が示唆された」と述べている。同氏らによれば、この知見は、APP自体が神経細胞死の原因である可能性を示唆しているという。

米ニューヨーク大学医学部のDonald Wilson氏は、「これらの結果は、アミロイド蛋白がアルツハイマー病で発生する脳の変性に関与しているという仮説を裏付けている。また細胞死、最終的に認知症に至る事象(イベント)を予防または元に戻す方法を探索する良い機会を提供している」と述べている。研究結果は、医学誌「The Journal of Neuroscience(神経科学)」9月28日号に掲載された。(HealthDay News 9月29日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657266
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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