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1日4杯以上のコーヒーでうつ病リスクが20%低減


[2011/10/03]
1日4杯以上のコーヒーでうつ病リスクが20%低減

カフェイン入りコーヒーを1日4杯以上飲む女性では、全く飲まない女性や1日1杯でとどめる女性に比べてうつ病リスクが低いことが、新しい研究で示唆された。うつ病の予防法として定期的なコーヒーの消費を推奨するには時期尚早だが、この知見はコーヒーを飲む習慣に気がとがめている人には朗報になると思われる。

世界のカフェインの80%はコーヒーの形で消費されており、カフェインは中枢神経系の刺激物として世界で最も広く用いられている。米ハーバード大学(ボストン)公衆衛生学部疫学・栄養学教授のAlberto Ascherio氏は、「カフェインは短時間の間、気分に良い影響を及ぼし、活力が増し、目がさえるという自覚的な感覚をもたらす。長期間にわたるコーヒー消費がうつ病発現のリスク低下と関連しているかどうかを考えるのは、自然な成り行きと思える」と述べている。

同氏らは、米国看護師健康調査(NHS)に参加した平均年齢63歳のほぼ5万1,000人の女性を追跡調査した。試験開始時に、抑うつ状態を報告した女性も、抗うつ薬を使用している女性もいなかった。うつ病は長期の抗うつ薬使用を伴う新規診断によって評価した。

研究の結果、1日4杯以上のコーヒーを飲む女性は1日1杯以下の女性に比べて、うつ病リスクが20%低く、1日2〜3杯を飲む女性では15%低かった。カフェイン抜き(Decaffeinated)のコーヒーとうつ病とは全く関連性がないようであった。研究結果は、医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」9月26日号に掲載された。

Ascherio氏は「カフェインは、気分や抑うつの調節にかかわるドパミンやセロトニンなどいくつかの神経伝達物質の放出に影響を及ぼすことが知られている。ただし、これらは短期的な作用であり、長年のコーヒー摂取によりうつ病が減少する理由は未だにわからない。カフェインに抗うつ作用があるのであれば、より強力な抗うつ作用を持つ化合物を見出すことができる可能性がある」と述べている。

米テキサスA&M健康科学センター精神医学・行動科学准教授のChristopher Cargile氏は、「これは、コーヒーの消費が悪影響をもたらすという懸念を軽減する可能性がある。現時点では、これらの因果関係について解明できていないことが多過ぎる」と述べている。(HealthDay News 9月26日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657254
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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