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患者個人の反応に合わせたC型肝炎治療は治療期間を半減


[2011/09/27]
患者個人の反応に合わせたC型肝炎治療は治療期間を半減

新しい3剤レジメン(治療計画)に早期に良好な反応を示したC型肝炎ウイルス感染者は、通常の半分の期間で疾患が治癒する可能性があることが、新しい国際研究で示された。患者の治療レジメンを薬剤に対する反応に合わせる「治療反応性ガイド療法(response-guided therapy)」により、多くの患者で治療期間を半減させることができ、治癒率は同じであったという。

このレジメンは、10年以上C型肝炎の標準治療法であったべグインターフェロンとリバビリンの2剤と、今年(2011年)5月に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けたプロテアーゼ阻害薬telaprevirテラプレビル(日本国内未承認)を組み合わせたもの。同薬は、C型肝炎ウイルスが自身の複製に必要な酵素を阻害することによって作用する。

米シンシナティ大学医学部(オハイオ州)内科教授(消化器疾患部門長)のKenneth E. Sherman氏らは、治療歴のないC型肝炎を有する男女540人全員に、3剤併用レジメンの12週間投与を開始し、その後、ペグインターフェロンとリバビリンの2剤のみを併用した。

20週間後、早期ウイルス学的著効(4週までにウイルスが検出不可能レベルとなり、12週後もウイルスがみられないこと)が得られた患者322人を、さらに4週間または28週間のペグインターフェロン-リバビリン投与群に無作為に割り付けた。治療期間終了時、持続性ウイルス学的著効は24週群の患者の92%、48週群では88%に認められた。

同氏は「このレジメンで治療し、4週間以内に血液からウイルスが消失し、12週間後もウイルス陰性である患者は、全治療期間を48週間から24週間に短縮でき、治癒する可能性が非常に高い。これは治療費の低減と忍容性の向上につながる」と述べている。別の専門家は、「この疾患の標準的な薬物療法ではインフルエンザ様症状や抑うつ、脱毛など非常に厄介な副作用があるため、治療期間を6カ月に短縮できれば価値がある」という。

米医学誌「New England Journal of Medicine」9月15日号に掲載された今回の研究は、telaprevirを北米でIncivekの商品名で販売しているVertex Pharmaceutical社、Incivoの商品名で欧州、ラテンアメリカ、その他の国で販売しているTibotec社の資金提供を受けて実施された。(HealthDay News 9月14日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=656864
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