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拡張蛇行静脈に対するレーザー、外科療法の有効性は同等


[2011/09/26]
拡張蛇行静脈に対するレーザー、外科療法の有効性は同等

拡張蛇行静脈(varicose vein:静脈瘤)の治療にレーザー療法、外科手術ともに有効であるが、再発はレーザー療法においてより多くみられることが、ドイツの新しい研究で明らかになった。

拡張蛇行静脈の合併症は成人の35%にみられ、通常、脚の大伏在静脈が遮断され、血流に影響が及んだときに生じる。拡張蛇行静脈の腫脹は紫色や濃紺であることが多く、立つことでさらに圧力が加わるため、通常、脚や足にみられる。問題が美容上に限られる場合もあるが、鈍痛や疼痛、筋痙攣(けいれん)、痒み、その他の症状が生じる場合もある。

標準治療では、外科手術またはレーザー治療により静脈を除去することで、合併症の予防と生活の質(QOL)の改善につながるという。ドイツ、ザールラントSaarland大学病院(ホンブルグ)のKnuth Rass博士は、「大伏在静脈弁不全患者に対し、両方の手技を同等に提供できるが、レーザー療法では2年以上経過してから臨床的再発率が高まるリスクがあることを患者に知らせる必要がある」と述べている。

同氏らは、患者346人を、高位結紮(けっさつ)・ストリッピングと呼ばれる外科手技または血管内レーザー治療に無作為に割り付けた。手技後2年間の追跡調査中、症状の再発、重症度、静脈内の血流、その他の副作用について検討し、各手技に対する患者の満足度も評価した。その結果、全体として、再発はレーザー療法群で16.2%、外科手術群で23.1%にみられた。

ただし、超音波検査の結果、レーザー療法群のほうが、静脈内で血液が逆流する二重検出(duplex-detected)による在静脈大腿静脈逆流と呼ばれる症状がみられた被験者が多かった(レーザー療法群17.8%、外科手術群1.3%)。2つの手技は疾患重症度と患者のQOLを同等に改善し、患者も満足していた。レーザー治療では外科手術に比べて疼痛など軽微な副作用が多かったものの、下肢の血流の改善、早期の回復、良好な美容上のアウトカム(転帰)がみられた。

米マイアミ大学ミラー医学部外科教授のEnrique Ginzburg氏は、「拡張蛇行静脈の治療を受けるのは、美容上の理由だけでなく医学的な理由であることも多く、現実はその両方の組み合わせである。それぞれの手技にかかる費用は同程度で、平均約2,000ドル(約15万4,000円)である」と述べている。研究結果は、医学誌「Archives of Dermatology(皮膚科学)」オンライン版に9月19日掲載された。(HealthDay News 9月19日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657013

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