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関節リウマチに対する腫瘍壊死因子阻害薬治療は皮膚癌(がん)リスクを高める


[2011/09/20]
関節リウマチに対する腫瘍壊死因子阻害薬治療は皮膚癌(がん)リスクを高める

関節リウマチ(RA)患者に対する腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬による治療が、皮膚癌(がん)の発症リスクを高めることが、これまでの研究を対象とした新しいレビューで示された。ただし、インフリキシマブ(商品名:レミケード)、アダリムマブ(同ヒュミラ)、エタネルセプト(同エンブレル)などのTNF阻害薬により、他の癌の発症リスクが高まることはないという。

医学誌「Annals of the Rheumatic Diseases(リウマチ性疾患)」オンライン版に9月1日掲載された今回の知見は、1998〜2010年に実施された21件の研究と、同時期に学会発表された8件の研究概要を分析して得られたもの。いずれの研究も標準的なTNF阻害薬使用と癌リスクが関連する可能性を中心に検討していた。

フランス、パリ第11大学Paris-Sud 11 Universityリウマチ学部門(イル・ド・フランス)教授のXavier Mariette氏らは、「この体系的なレビューとメタ分析により、医師や患者は、TNF阻害薬による関節リウマチ治療が悪性腫瘍、特にリンパ腫のリスクを増大させることはないと安心することができた。ただし、メラノーマ(悪性黒色腫)など皮膚癌のリスクは高まると思われる」と述べている。

今回のレビューで、同氏らは、全体でTNF阻害薬に約15万年曝露された4万人以上の患者を対象とした一群の研究について検討した。その結果、7件の研究では、TNF阻害薬の使用とどの種類であれ癌との関連につい顕著なリスク増大はみられなかった。

別の2件の長期研究も同様に、癌の既往のある関節リウマチ患者は再発の可能性が高いが、TNF治療のみで癌リスクが高まることはないことを示唆していた。しかし、別の4件の研究は全体として、TNF阻害薬により非メラノーマ皮膚癌のリスクが45%高まったことを示しており、さらに2件の研究では、関節リウマチ治療がメラノーマ発症の特異的なリスクを80%近く増大させたことが示唆された。

米ピードモントPiedmont病院(アトランタ)のW. Hayes Wilson博士は、「癌リスクに対する懸念が長年あったことを考えれば、これは特に驚くことではない。ただし、他の種類の癌についての心配は無視できても、皮膚癌となれば注意が必要なことを示している。患者に皮膚の異常があれば、疑いが強いことは明らかで、必ず皮膚科医を受診させる必要がある」と述べている。(HealthDay News 9月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=656679
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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皮膚がんリスク腫瘍壊死因子阻害薬関節リウマチ治療
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