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日常摂取する食事の内容によって腸内微生物の比率が異なる


[2011/09/13]
日常摂取する食事の内容によって腸内微生物の比率が異なる

身体は日常摂取する食物によって変わり、特に腸内に生息する微生物にはそれが当てはまる。脂肪分や動物性蛋白(たんぱく)の多い食事を摂る人と野菜中心で炭水化物の多い食事を摂る人の腸内には、存在する微生物の比率が異なることが新しい研究で示された。このことが健康にどのような意味合いをもつかはまだ明らかではない。

ヒトの腸内に生息する“微生物叢(microbiota)”が健康に重要な役割を果たしており、肥満やその他の疾患の一因となる可能性を示すエビデンス(科学的根拠)が増加しつつある。今回の研究で、米ペンシルベニア大学(フィラデルフィア)ペレルマンPerelman医学部内科・疫学教授のJames Lewis氏らは、健常で、非肥満の米国人成人98人に、通常の食事と、便検体採取前の週の食事について尋ね、各検体から存在する細菌のDNAを抽出した。

分析の結果、被験者は概して、腸内の特定の種の細菌の比率に基づき、2つのカテゴリー、つまり“エンテロ(腸)タイプ(enterotype)”に分けられた。最初のタイプではバクテロイデス(Bacteroides)属、2つ目のタイプではプレボテラ(Prevotella)属の比率が高かった。

2つ目の研究で、同氏らは、バクテロイデス群の被験者10人を10日間、研究所に滞在させた。両群に同じ食事、同じ熱量の食事を与えたが、1群には高脂肪/低繊維食、もう1群には低脂肪/高繊維食を与えた。その結果、食事の変化は腸内の細菌レベルに影響を及ぼしたが、プレボテラ群に変わるほどではなかった。

Lewis氏は「動物性蛋白や脂肪分の摂取量が多いとバクテロイデス、炭水化物の摂取量が多い(より野菜中心)とプレボテラを特徴とするエンテロタイプになる傾向があった。この知見は、短期間の変化というよりも長期の食事習慣が腸の微生物叢により大きな影響を及ぼすことを示唆している」と述べている。研究結果は、米科学誌「Science(サイエンス)」9月1日号に掲載された。

また因果関係は証明されていないが、微生物叢の変化は、肥満、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群および大腸(結腸直腸)癌の可能性など多くの疾患や病状とも関連付けられている。米スタンフォード大学(カリフォルニア州)のJustin Sonnenburg氏は「次の段階は、腸に生息する細菌が疾患の発症に及ぼす影響を理解することである」と述べている。(HealthDay News 9月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=656479
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