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癌(がん)生存者が”癌と闘う”家を建築


[2011/09/12]
癌(がん)生存者が”癌と闘う”家を建築

米オハイオ州の住宅建築業者Charles Ruma氏は、事業も成功し、妻と幼い息子と暮らしていたが、36歳のときに精巣癌(がん)の診断を受けた。思いもよらぬ出来事に衝撃を受けた同氏は、腫瘍摘出手術後、回復期間中に癌と闘うために何かをしようと決意した。

同氏は、治療を受けていた米オハイオ州立大学総合癌センターアーサーG.ジェームズ癌病院(コロンバス)の専門家の助けを借りて、自分のスキルを生かし、発癌物質を含まない材料を用いて、研究で癌予防が示唆されている健康的な生活習慣を促進するようにレイアウトされた“希望の家(Home for Hope)”、つまり “癌と闘う(cancer-fighting)”家を建築した。

オハイオ州ダブリンにある3,100平方フィート(約288平方メートル)の建物のキッチンには、食品の栄養素の維持に有用であり、肉が焦げないスチームオーブンを備え、庭には様々な果物や野菜を植えた野菜畑を作った。癌研究では、直火によるフライやグリルで高温調理された肉は、特に焦げたり十分に焼いたりした場合に膵癌と関係すること、野菜中心の食事が有用である可能性が示唆されている。

ジェームズ癌病院内科腫瘍学教授/泌尿生殖器腫瘍学責任者のSteven Clinton氏は、「動物性脂肪の多い食事は大腸(結腸直腸)癌のリスクを高め、高繊維食がその予防に有用であることが示されている。肥満も大腸癌や乳癌、腎癌など、特定のタイプの癌と関係している」という。運動を促すため、この家はウォーキングとハイキングコースのある公園の隣に建築され、車庫に自宅ジムを備えている。

Ruma氏は、米国環境保護庁(EPA)が既知の発癌物質として挙げているホルムアルデヒドを含まない断熱材を使用するなど、建築材の選択も慎重に行った。その他の特徴としては、病院の集中治療室で使用されている技術を用いた室内エアフィルター、既知の発癌物質または発癌物質であることが疑われる揮発性の有機化合物の少ないペンキや染料、有害な化学物質やその他の毒素を含まないその他の“環境に優しい”建材がある。

この家はオークションにより40万ドル(約3,100万円)で売却され、7万ドル(約540万円)近くの利益がジェイムズ癌病院やランス・アームストロングLance Armstrong(自転車プロロードレーサー:精巣癌生存者)財団に寄贈された。Clinton氏は「このような特徴を持つ家がどの程度癌を予防するかを断言することは難しく、これらの項目がリスクに及ぼす影響は定量化できないが、健康的な生活を長く送ろうと思えば、健康に良い生活にするよう調整する必要がある」と述べている。(HealthDay News 9月2日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=656383
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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