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高度な脳スキャンによりアルツハイマー病の発生源認める


[2011/09/05]
高度な脳スキャンによりアルツハイマー病の発生源認める

最新のMRIスキャンにより、認知障害のない人において、将来的なアルツハイマー病やその他の認知症発症のシグナルとなる脳内化学物質の変化が認められることが、新しい研究で示された。現状では、疾患に対するよい治療法や治癒させる方法もないが、リスクのある人を早期に特定する方法は、治療や治癒の可能性が出てきた際に重要になるという。

米メイヨークリニック(ミネソタ州ロチェスター)放射線専門医のKejal Kantarci氏博士らは、明白な認知障害のない70〜80歳代の男女311人を対象に、プロトン磁気共鳴分光法と呼ばれる技術を用いて脳内化学物質の変化を同定できるかどうかを調べた。また、PETスキャンにより、アルツハイマー病の最初の徴候である脳内でのアミロイドβ蛋白(ベータたんぱく)の蓄積またはプラーク(斑)の有無を調べ、記憶や言語、その他のスキルを評価する検査も実施した。

研究の結果、被験者の33%では、脳内のアミロイドβ蓄積レベルが有意に高かった。これらの被験者では、2つの化学物質、すなわちミオイノシトールmyoinositol /クレアチンおよびコリン/クレアチンの濃度も高かった。このいわゆる脳の代謝産物レベルが高い場合、脳内のアミロイドβ蛋白の蓄積量にかかわらず、認知検査のいくつかでスコアが低い可能性がより高かった。

Kantarci氏は「認知能力に相関する生化学的変化が認められた。認知能力の測定検査が良好であるほどこの変化は少なく、アルツハイマー病のマーカーである脳内の他の変化とも関連していた。これらのバイオマーカーを見つけることは重要であり、予防的介入の可能性が出てきたときに、その恩恵を受ける人の特定に有用となる。この生化学的変化は、認知障害の徴候を示す何年も前に始まり、原因ではなく病理的プロセス(過程)のマーカーである」という。

アルツハイマー病協会(AA、米シカゴ)のHeather M. Snyder氏は、「アルツハイマー病に関連する生物学的変化は、認知の問題が現れる20年前でも生じるというエビデンス(科学的根拠)が増加しつつある。これらの変化がある人をできるだけ早期に診断し、介入できる治療法がもつことが最終目標である」と述べている。

別の専門家は、「この結果は、高度な画像技術を用いれば、正常な高齢者において、この疾患を予測する非常に特異的な生化学的変化が検出できることを示している」と述べている。研究結果は、医学誌「Neurology(神経学)」オンライン版に8月24日掲載された。(HealthDay News 8月24日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=656221
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