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世界中の紙幣がBPAで汚染−レシート用の感熱紙が汚染源の可能性


[2011/08/31]
世界中の紙幣がBPAで汚染−レシート用の感熱紙が汚染源の可能性

世界中の紙幣が、潜在的な有害性(毒性)をもつ化学物質のビスフェノールA(BPA)で汚染されていることが、新しい研究によって示された。BPAは、一部のプラスチックや水筒、家庭用電子機器、スポーツ用品など消費財の製造に使用される。研究では、BPAが内分泌撹乱物質、すなわち女性ホルモンのエストロゲンのように作用し、多くの健康障害に関係している可能性が示唆された。

米ニューヨーク州健康局ワズワースセンタ/米ニューヨーク州立大学オルバニーAlbany校公衆衛生学部環境衛生化学部門のKurunthachalam Kannan氏およびChunyang Liao氏らは、21カ国の紙幣156枚を分析。その結果、どの紙幣にも微量のBPAが含まれることが判明した。ブラジル、チェコ共和国、オーストラリアの紙幣におけるBPA濃度が最も高く、フィリピン、タイ、ベトナムの紙幣では最も低かった。米国の紙幣の濃度は平均であった。

同氏らによれば、レジで打ち出されるレシートに用いられる感熱紙(thermal paper)が、貨幣のBPA汚染源である可能性が最も高いという。感熱紙という呼称は熱に曝露されたときに色を変化させる化学物質を含むことに由来する。また、紙幣における化学物質量はハウスダストよりも多かったが、紙幣からのBPA摂取はハウスダストからの摂取よりも10倍以上低かった。

研究結果は、米国化学会(ACS)発行の「Environmental Science & Technology(環境科学&技術)」オンライン版に7月11日掲載された。(HealthDay News 8月19日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=655824
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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