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卵巣癌のハイリスク患者の特定、早期発見に有用な抗体が明らかに


[2011/08/30]
卵巣癌のハイリスク患者の特定、早期発見に有用な抗体が明らかに

将来的に卵巣癌(がん)リスクの高い女性の特定、あるいは卵巣癌の早期診断に役立つ可能性のある抗体が、米国の研究者らによって明らかされた。血液中に検出されるこの抗体は、メソテリンmesothelinと呼ばれる蛋白(たんぱく)に対する免疫システムの応答として発現する。メソテリンは正常組織にも認められるが、卵巣癌細胞で多量に認められる。

今回の研究では、卵巣癌リスクの高い不妊女性ではメソテリン抗体レベルがより高く、卵巣癌患者でもこの抗体レベルが高いことが判明した。米ラッシュ大学メディカルセンター(シカゴ)薬理学・産婦人科・予防医学教授のJudith Luborsky氏は、「高リスク女性を検討することによって、卵巣癌の早期バイオマーカーを同定しようとする新しいアプローチを試みている」と述べている。

メソテリン自体は癌が進行するまで高レベルにならないため、同氏らは、今回の研究で、不妊症女性109例、卵巣癌患者28例、良性の卵巣嚢胞または腫瘍患者24例を対象に、メソテリン抗体の有無を調べるとともに、この抗体についてこれら3群と健常女性を比較した。その結果、卵巣癌患者、原因不明の不妊症女性、早期閉経または排卵障害による不妊女性におけるメソテリン抗体レベルは有意に高かった。子宮内膜症による不妊女性、健常女性、良性の卵巣癌患者では抗体レベルは有意に高くなかった。

米国癌協会(ACS)のLen Lichtenfeld博士は、「この研究により、不妊女性の血中にメソテリン抗体が存在することが判明したが、この知見の意義はまだ不明である。抗体をもつ女性で卵巣癌が発症するのか、この抗体が不妊に関連しているのかなど、さらなる検討を要する課題を提起している」と述べている。

ACSによれば、米国では毎年、ほぼ2万2,000人の女性が卵巣癌と診断され、1万5,000人を超える女性が同疾患で死亡している。大多数は疾患が進行した段階で診断されており、早期に検出されれば5年生存率は94%といわれる。現在、診断には経膣超音波法と卵巣癌マーカーのCA-125血液検査が併用されているが、卵巣癌の死亡リスク低減にはつながっていない。研究結果は、医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention(癌疫学、バイオマーカー&予防)」オンライン版に8月16日掲載された。(HealthDay News 8月17日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=655956
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

<カテゴリー分類>
HDN:癌、検査・診断、女性の健康、危険因子、予防、医療全般
Key Word: 卵巣癌、早期診断、メソテリン抗体、バイオマーカー、不妊

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