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COPDの新しい診断・治療ガイドラインを公表−疾患管理の重要性を強調


[2011/08/10]
COPDの新しい診断・治療ガイドラインを公表−疾患管理の重要性を強調

世界的に主要な死因の1つである慢性閉塞性肺疾患(COPD)の新しい診断・治療ガイドラインが、米国内科学会(ACP)など世界の主要な肺関連4学会により作成され、医学誌「Annals of Internal Medicine(内科学)」8月2日号に掲載された。

筆頭著者であるACP医学教育部門のAmir Qaseem博士は、「今回の勧告はより最近の疾患研究に基づくが、従来のガイドラインとさほど変わらず、入院や増悪、死亡を減少させるには疾患の管理がいかに重要かを強調するものである。我々はこのメッセージを繰り返している。COPDは2007年には死因の第5位であったが、現在では第3位となっており、増加し続けている。多くの患者はまだ適切な治療を受けていない」という。

世界中の呼吸器科医の主なアドバイスは驚くものではなく、特にすでにCOPDと診断されている人での禁煙を勧めている。喫煙はCOPDの最大の危険因子(リスクファクター)である。COPDは気道の炎症や収縮により生じ、呼吸困難、身体活動に伴う息切れ、慢性の咳(せき)、喘鳴(ぜんめい)などの症状がある。

Qaseem氏らは、スピロメトリー(肺活量測定)はすでに症状のある患者におけるCOPD診断にのみ使用することを推奨している。スピロメトリーは、FEV1と呼ばれる1秒間の努力呼気量を調べる肺機能検査。同氏は「スピロメトリーは、危険因子があっても呼吸症状のない患者には有益性がない」と述べている。

症状のないCOPD患者は実際的な有益性がないため治療すべきでなく、FEV1が60%未満で症状のある患者は、吸入β作動薬、抗コリン作動薬、コルチコステロイドによりアウトカム(転帰)が改善する。また、エビデンス(科学的根拠)はさほど強力でないが、FEV1が60〜80%の患者もこれらの薬剤の効果が期待できる。FEV1が50%未満に低下し、症状があれば、肺リハビリテーションが有益である。また、重度の息切れには酸素を処方する必要がある。(HealthDay News 8月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=655361
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