健康美容NEWSモバイル
海外ニュース

多くのケースで肺生検のリスクは有益性を上回る


[2011/08/08]
多くのケースで肺生検のリスクは有益性を上回る

多くの患者にとって、CTスキャンで見つかる肺結節(lung nodule)の生検は不要であり、危険な場合もあることが、新しい研究によって示された。肺結節は胸部CTスキャンを行った患者の25%に認められるという。

米ボストン大学医学部内科助教授のRenda Soylemez Wiener氏は、「胸部CTスキャンの実施頻度が増すにつれて、肺に臨床的意義の不明な結節あるいは陰影が見つかるケースが増えた。結節が見つかれば、医師と患者は肺生検を行うかどうか決める必要がある。生検にはリスクが伴い、ほとんどの人が考えている以上にリスクは一般的である」と述べている。肺虚脱(lung collapse)および出血がこの処置の合併症である。

Wiener氏は「結節の98%は良性であり、医師は不要な肺生検をやり過ぎる。癌(がん)リスクが極めて低い人、あるいは生検の結果いかんにかかわらず外科手術の可能性のある癌リスクの高い人などでは、生検は必要でない場合もある。また、非常に脆弱で肺癌治療に耐えられない人には生検を行うべきでない」という。

肺生検を促す要因の1つは、肺癌の見落としに対する訴訟を医師が恐れていることである。また、喫煙者において、CTスクリーニングは従来の胸部X線に比べて癌による死亡を減少させることが示された先ごろの米国立癌研究所の報告により、CTスキャン利用が増えることも予測される。しかし同氏らは、医師が患者に生検のリスクについて説明する必要があるとしている。

Wiener氏らが、肺生検を実施した成人1万5,865人のデータをレビューした結果、処置により出血が認められた1%のうち17.8%が輸血を必要とした。気胸(pneumothorax)と呼ばれる状態の肺虚脱は患者の15%にみられ、うち6.6%は、肺を拡張するための胸腔チューブとより長期入院を必要とした。これらの患者では、機械的換気を必要とする呼吸不全を発症する可能性も高かった。生検時の合併症は高齢者、喫煙者、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者ではさらに多かった。

米ストーニーブルック大学(ニューヨーク)のNorman H. Edelman博士は、「通常、医師は慎重に観察してからCTスキャンを行うか、早期に生検を行うかを選択しなければならない。今回の報告は、医師がこの2つの方法の現実的なリスクとベネフィット(有益性)を分析するのに有用なはずである」と述べている。研究結果は、医学誌「Annals of Internal Medicine(内科学)」8月2日号に掲載された。(HealthDay News 8月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=655360
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

つぶやく
関連ニュース
セ新しい放射線療法で高齢肺がん患者の生存率が改善
セ健康に悪いテレビの見方 ―5時間以上の視聴で肺塞栓症リスク上昇
セCOPD治療の向上につながる発見
関連ワードで検索
生検CTスキャン
ソ今週のアクセスランキング
1.お茶の香りの貯蔵メカニズムを解明/サントリー食品インターナショナル
2.コーセーとセブン-イレブン共同企画の「雪肌粋(せっきすい)」発売
3.つっぱらないのが嬉しい酵素洗顔料、『肌極 はだきわみ』発売/コーセー
4.コーセー「スティーブンノル コレクション」ヘアケアがリニューアル
5.自己の血液で作る即効型次世代注入剤「PPP」を治療メニューに導入
<jュース検索
新着 | 健康美容 | 海外ニュース | プレスリリース | 行政ニュース
 

健康美容NEWSモバイルTOP

【健康美容EXPO PC版】

お問合せ
Copyright(c)2007-2015 All Rights Reserved.
健康美容EXPO