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スマートフォンは眼に余分な負担をかけ眼精疲労や頭痛などの原因に


[2011/08/01]
スマートフォンは眼に余分な負担をかけ眼精疲労や頭痛などの原因に

スマートフォンでメールを読んだり、インターネットを閲覧したりする人はデバイス(機器)を本や新聞よりも近い位置で持つ傾向があり、通常よりも眼を酷使していることが新しい研究によって示された。距離がより近く、文字サイズが小さい場合が多いことから、すでにメガネやコンタクトレンズを装着している人にさらに負担をかける可能性があるという。

米ニューヨーク州立大学(SUNY)検眼学カレッジ教授のMark Rosenfiel氏は、「近距離でデバイスを持てばそれだけ活字に眼の焦点を合わせ、眼を正しい方向に向けることが難しくなる。眼に負担がかかれば頭痛や眼精疲労などの症状が出る」という。スマートフォンでのメールやウェブ閲覧がドライアイや不快感、長時間使用後のかすみ目につながる場合もあるという。

同氏は、通勤列車(コミュータートレイン)でスマートフォンを使用している人のデバイスと眼の距離が非常に近いと感じたことをきっかけに、今回の研究を実施。最初に、平均年齢23.2歳のボランティア約130人に、スマートフォンを持った状態で実際のメールを読んでもらい、次に別の実験で平均年齢24.9歳の被験者100人にウェブページを読んでもらった。同氏らは、デバイスと眼の間の距離を測定し、フォントサイズも調べた。

研究の結果、新聞や本、雑誌の印字を読む場合の平均作業距離はほぼ16インチ(約40.6cm)であるが、スマートフォンでメールを送受信した被験者では平均14インチ(約35.6 cm)しかなく、一部は7インチ(約17.8cm)であった。ウェブページを見るときの平均作業距離は12.6インチ(約32cm)であった。

メールのフォントは新聞の印字よりもやや大きい傾向がみられたが(平均約10%)、ウェブページのフォントは新聞の印字の80%に過ぎず、30%の場合もあった。これらの携帯機器が偏在することを考えれば、眼科医はより近距離で視力を検査し、近距離用のメガネの処方を検討してもよい可能性がある。

米ロチェスター大学メディカルセンターのScott MacRae博士は、「スマートフォンの愛用者が眼精疲労を最小限に抑える簡単な方法は、フォントサイズを大きくすることである。これはキンドルを用いた読書など、持続的に読むために特に重要である」と述べている。研究結果は、医学誌「Optometry and Vision Science(検眼・視力学)」7月号に掲載された。(HealthDay News 7月21日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=654860
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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