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肥満患者では乳房手術による合併症リスクが正常体重者の12倍


[2011/07/20]
肥満患者では乳房手術による合併症リスクが正常体重者の12倍

待機的(elective)手術を受ける肥満患者は正常体重の患者に比べて合併症が生じる可能性がほぼ12倍であることが、新しい研究によって示された。米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)外科准教授のMartin Makary氏らによれば、外科手術のアウトカム(転帰)に関するデータは保険会社で使用されることが多いため、この知見により、より複雑な手技に対する医師や病院への保険の支払い方法や、高い合併症率に対する罰則を科す方法が変わるはずであるという。

今回の研究で、Makary氏らは保険請求内容を調べ、2002〜2006年に乳房リフティング(吊り上げ術)や乳房縮小、豊胸などの待機的乳房手術を受けた肥満患者2,403人と正常体重患者5,597人を特定した。肥満患者群では18.3%に術後30日以内に1つ以上の合併症がみられ、非肥満患者群では2.2%であった。より具体的には、肥満患者では炎症が22倍、感染が13倍、疼痛が11倍多かった。

米国成人の34%(10年前に比べて15%増加)が肥満であると推定されていることを考慮すればこの知見は重要である。一方、待機的形成術を受ける人数も増加しており、年間の形成術数は1992年から2005年までに725%増加した。それでも合併症リスクの高さから、一部の外科医はこれらの高リスクである肥満患者に対する手術を躊躇(ちゅうちょ)する可能性があるという。

同氏は、「肥満患者の手術は時間を要し、術視野が深いためより多くの労力を必要とする。外科手術を受ける肥満患者は、手術部位の感染リスクも高く、脂肪組織内の血流が少ないことから治癒も遅い。このような余分なリスクがあるにもかかわらず、支払いは手技の複雑性に基づいて行われ、患者の複雑性について調整されることはない。より健常な患者を選択する外科医および施設には明らかな動機・誘因(incentive)がある」と述べている。

同氏らは「より広領域の外科手術において肥満が及ぼす影響を明らかにする更なる研究が必要であり、そのことによって何らかの差異、特にリスクの増大を考慮した新たな基準を確立することができる」としている。研究結果は、医学誌「Plastic and Reconstructive Surgery(形成・再建手術)」オンライン版に掲載された。(HealthDay News 7月8日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=654456
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