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大腸癌(がん)スクリーニングの選択とタイミングに混乱が生じている


[2011/07/11]
大腸癌(がん)スクリーニングの選択とタイミングに混乱が生じている

大腸(結腸直腸)癌(がん)は、一般的に最も予防可能なタイプの癌の1つであり、スクリーニングによって予防が可能と考えられがちである。しかし、癌専門家によると、現状では大腸癌スクリーニングの開始時期などのタイミングおよび検査法に対するガイドラインの取り扱い方についてかなり混乱が生じているという。

米国疾病管理予防センター(CDC)が昨年(2010年)秋に公表した研究では、大腸癌スクリーニング・ガイドラインのすべての勧告に従っている米国医師は5人に1人に過ぎないことが判明。大多数はスクリーニングを50歳で開始するという勧告は正しく行っていたが、スクリーニングの選択肢や頻度は一貫していなかった。

米国立癌研究所(NCI)の統計では、2010年における大腸癌の新規症例は約14万2,570例、死亡者数は約5万1,370人となっている。CDCによると、そのほとんどがスクリーニングにより予防できた可能性があるが、大腸癌の半数近くは後期ステージまで検出されないという。米国癌協会(ACS)のDurado Brooks博士は、「問題の一部は(患者の)認識不足にある。スクリーニングには多くの異なる方法があり、受けやすい検査を受けられるよう患者に選択肢を認識させる必要がある」と述べている。

癌予防財団(Prevent Cancer Foundation)のSuzette Smith氏は、「スクリーニングの開始年齢やスクリーニングに使用するツールがまだ十分に認識されていないことは事実である。患者が必要としない検査は患者に勧める検査ではない。ただし、大腸鏡検査は他の検査で異常がみられた場合に行う必要のある検査である。また、大腸癌は男性のみに生じるという一般的な誤解があるが、男女とも同じ割合で生じる」と述べている。

大腸癌スクリーニングに関するCDCの勧告では、以下のようないくつかの検査を組み合わせ、50歳から開始する必要があるとしている:
・高感度の便潜血検査(FOBT)を毎年行う。これにより、大腸癌の発症と死亡の可能性を低減させることが示されている。
・軟性S状結腸鏡検査(flexible sigmoidoscopy)を5年毎に行う。チューブが短いため結腸の下部3分の1しかみることができないが、これは大部分の癌の発症部位であるため、非常に効率の良い検査である。
・大腸鏡検査(colonoscopy)を10年毎に行う。この検査ではより長く、かつ柔軟性に富んだ軽いチューブが用いられ、結腸全長を検査できる。生検検体の採取やポリープ除去もできる。

ACSではその他のスクリーニングの選択肢も推奨しており、例えばS状結腸鏡でなく、バリウム注腸またはバーチャル大腸鏡検査(virtual colonoscopy)を5年毎に行うこともできるとしている。(HealthDay News 7月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649145
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